はじめに
始めまして、FG(@Factory_Gear)です。リレーブログには別名義で小説を投稿させていただきました。
この記事は、初めてイベントに挑戦する提督や、まだイベントを完走したことのない提督が、イベントを丙で完走するには最低限どのようなものが必要か、というのを独断と偏見でまとめたものです。イベントの事前準備に特化した内容になっているので、その点ご了承の上、内容をご覧ください。
目次
最低限用意すべき艦娘
前提として、どのような艦娘であれ1隻目の入手はロックするべきです。そのうえで育てるべき艦を以下に書きます。
高速戦艦4、正規空母4、高速軽空母2、重巡洋艦(航空巡洋艦含む)4、軽巡洋艦1、駆逐艦8(主力4、数合わせ4)、大井北上
以上の艦娘をLv50程度まで育成しましょう。ただし駆逐艦のうち半分は改になっていればよいです。また、火力、雷装、装甲のステータスを近代化改修で最大まで上げておくことが必須です。対空はとりあえず無視して大丈夫です。
なぜ高速か? →低速でルート逸れが出る可能性があるため
この数の根拠は? →3種類の連合艦隊を組める最低限の数
重巡ってそんなに使う? →使う。戦艦を持ち込めない海域の昼火力役や、トドメの夜戦火力など。役割は多い。
駆逐艦の半分しかレベリングしないのはなぜ? →輸送連合の数合わせ用で、戦力に数えていないから。
以下、艦種ごとにおすすめの艦娘を書きます。
高速戦艦4
金剛型4隻でOK。いない場合、第4艦隊解放のためにも早めに揃えよう。
正規空母4
赤城、加賀、蒼龍、飛龍、翔鶴、瑞鶴の中から4隻。手に入った順に育てていけばOK。
高速軽空母2
まず千歳、千代田を航改二まで育てよう。手に入った場合、瑞鳳を追加で育ててもよい。
重巡洋艦4
最上を最優先に。もし三隈、鈴谷、熊野がいる場合、優先して育てる。(航空巡洋艦枠) 重巡は手に入った順に育ててOK。将来性を考える場合、妙高、羽黒、摩耶などがおすすめ。
軽巡洋艦1
将来性を考えるなら夕張、阿武隈、川内など。即効性なら球磨、長良。五十鈴、那珂はLv50までに改二になる。対潜に役割があっておすすめ。
主力駆逐艦4
持っているなら雪風島風。Lv20から主力。 夕立、時雨(この2隻は改二レベルが低く、追加で少し育てれば後々まで主力)、綾波、響、朝潮、満潮、霞(、霰、長波、江風)などから計4隻。改二がある艦を育てると後々楽。
補助駆逐艦4
三日月(改で大発が乗るため特におすすめ) その他手持ちの駆逐艦から好みで選ぶ。
大井北上
丙作戦における最重要艦娘。必ず改二まで育てること。ボスへのトドメは彼女たちに任せよう。詳しくは役割の項で。
余談:連合艦隊について
連合艦隊は、普段の第一艦隊に加え、第二艦隊を合わせて合計12隻の艦隊で出撃するシステムです。3種類あり、それぞれ編成にいくつかの制限が存在します。この項で挙げた艦娘を揃えておけば、連合艦隊が組めない、ということはとりあえずなくなるでしょう。
用意すべき装備
装備の種類ごとに必要数を挙げます。
艦載機:対空9以上の艦戦8機、雷装10以上の艦攻8機、爆装10以上の艦爆4機、彩雲が最低2、最大4機
全て開発で揃えられる。後述する陸攻の副産物として狙うと効率的。事前に熟練度を付けておくこと(特に艦戦)。
大口径主砲:「35.6cm連装砲」8本
金剛型から取っておこう。41cm連装砲は命中が下がるため金剛型には不向き。
中口径主砲:「20.3cm連装砲」16本
軽巡、重巡、雷巡に乗せる。重巡から取っておこう。軽巡、雷巡向きな15.5cm三連装砲も取っておくのが○。2号砲が開発できているとなおよい。
小口径主砲:可能な限り火力の高いものを16本
数があることが重要なので質はある程度妥協してOK。例外として、10cm連装高角砲は対空が高くおすすめ。
数があればOK。特定の艦が持ってくるので集めておこう。余裕があれば零式水上観測機(偵察機と間違えないように!)を開発しておくとなおよい。
大井北上に乗せる。ちとちよ改からはぎ取っておこう。
戦艦に乗せる。開発限定なのでデイリー等で早めに開発して揃えよう。
三式弾:「三式弾」4個
陸上型深海棲艦相手に使う。徹甲弾との複合レシピで狙おう。
対潜装備:ソナー系12個、爆雷投射機系6個
最低限数があればOK。最近は対潜マップが少な目なので必要になってから開発してもよい。
基地航空隊に使う。「九六式陸攻」の開発レシピが重いため、可能な範囲で揃える。クォータリー任務『工廠稼働!次期作戦準備!』でも入手可能(「大発動艇」と選択だがこちらを優先)。艦攻や艦爆で代用可だが行動半径に注意。火力は落ちる。
陸戦:「一式戦 隼II型」をできれば2機
基地航空隊に使う。クォータリー任務『運用装備の統合整備』で「一式戦 隼II型」を選択する。不足する場合は艦戦で代用可能だが行動半径に注意。『航空戦力の強化』は貴重なアイテムである熟練搭乗員を消費するため強く非推奨。
対地装備:二式迫撃砲改、大発動艇
どちらもクォータリー任務で入手可能。「二式迫撃砲改」は『工廠稼働!次期作戦準備!』、「大発動艇」は『「十八駆」演習!』など。できるだけ確保しておこう。
輸送装備:ドラム缶
ウィークリー任務『資源の再利用』や開発で手に入ったものを確保しておく。
電探・魚雷・機銃に関しては1で述べた艦を改造して持ってくるものや開発で手に入ったものを捨てずに確保しておく。
余談:基地航空隊について
基地航空隊は、艦隊とは別に航空機を戦闘マスに飛ばし、航空戦を発生させるシステムです。行動半径という概念があり、これが足りないとマスに出撃させられないという事態が起きるため注意が必要です。
勝ち筋と役割
どんな状況ならボスを撃破できるかという勝ち筋をまず考えて、それに必要な役割をそれぞれの艦に割り振る、という艦これの基礎的な考え方についての話です。と言っても難しい話ではなく、「空母で制空を取り」「砲撃戦の戦艦空母で敵随伴艦を沈めて」「夜戦の駆逐艦や雷巡でボスにトドメを刺す」ということです。ね、簡単でしょ? 艦隊における要素は大まかに制空、昼火力、夜戦火力の3つです。基本的に第一艦隊が制空と昼火力を、第二艦隊が夜戦火力をそれぞれ担当します。
勝ち筋の話なので、まずはボスを撃破できる状況を想定し、そこから役割を逆算します。
・ボスに残りHP以上のダメージを与える
これが出来れば敵は撃破できます。このために必要なのは以下の2点が基本です。
・フィニッシャー(トドメを刺す艦)の夜戦火力を高め、ダメージを大きくする。
・敵の数を減らし、攻撃がボスに向かうようにする。
前者は分かりやすいですね。ダメージが大きければ敵を沈めやすいです。この役割は、第二艦隊が担います。 ただ、どれだけダメージが大きくてもボスに当たらなければ意味がないため、後者も重要です。これは第一艦隊が担います。
さて、役割が決まったらそれに適した装備をそれぞれの艦娘に積んでいきましょう。以下に艦種ごとの適当な装備例を載せます。
基本的に戦艦はこれでよい。
基本的にはこの形で。
主砲/主砲/偵察機/三式弾
対地の基本形。
昼連撃ができる形。
雷巡:主砲/主砲/甲標的
先制雷撃と夜戦連撃を両立する形。雷巡の基本形。
魚雷/魚雷/甲標的
先制雷撃と夜戦魚雷カットインを両立する形。北上はこちらでもよいが、魚雷CIは連撃よりも発動率が低い。
駆逐艦:主砲/主砲/電探
夜戦連撃ができる形。
魚雷/魚雷/魚雷
夜戦魚雷カットインができる形。運が高い艦娘はこちら。
空母は一概にこう、という積み方はありません。艦戦で必要な制空値を確保し、余ったスロットに艦攻と艦爆を配置していきます。これは艦これのブラウザのみでは正確には分からないため、外部サイトを利用するのがよいでしょう。また、可能であれば艦攻、艦爆、艦戦を同時に搭載するとより強力な攻撃が出ることがあります(戦爆連合)。
基地航空隊も含めて制空権を計算してくれるため筆者のオススメです。
余談:夜戦火力について
夜戦では昼戦と違い、ダメージが〈火力〉+〈雷装〉をもとに計算されます(夜戦火力)。
余談:連撃とカットインについて
単発砲撃と違い、連撃は〈(夜戦)火力×1.2〉の2回攻撃になります。ダメージが大きく伸びるのでこれを発動できる装備を基本形として紹介しています。
魚雷カットインは夜戦において確率で発動し、〈夜戦火力×1.5〉の2回攻撃を行います(ダメージは合算したものが表示される)。運の値が高いほど発動率が上がり、雪風の運60でおよそ60%になります。
他にも弾着観測射撃や空母カットインなどありますが、基本的に確率発動で単発砲撃より強いことは共通です。詳しく説明するともう一本記事が出来てしまうくらい複雑なシステムなので、より詳細を知りたい方は「艦これ 弾着 基本」や「艦これ 戦爆連合」などで検索してください。
プラスアルファ
明石と改修、特に水上戦闘機の話
司令部レベル40から1-5ボスマス等でドロップするらしいです(ソース未確認)。優先的に確保しましょう。手に入れると改修が解禁されます。
改修はとりあえず「九一式徹甲弾」を☆6まで。火曜日は「零式艦戦21型」を1本☆maxまで、手に入り次第「20.3cm(3号)連装砲」を☆6まで改修しましょう。1日1回、改修任務の受け忘れに注意!
水上戦闘機は基本的に改修更新で入手する装備ですが、場合によっては丙でも必要になります(例:17秋E4)。「二式水戦改」を改修更新で手に入れられる素材(「零式水上偵察機」14機、「零式艦戦21型」3機、改修資材40本。素材の装備は未改修のもの)をキープしておくとよいでしょう。
備蓄について
結論だけ言うと、攻略だけなら自然回復の範囲のみで十分です。掘りを考える場合、いくらでも沼に嵌まり得るので可能な限り備蓄したいです。
ただし、この記事で挙げた25隻の艦娘が育成できていない場合、備蓄よりも出撃による育成を優先した方がよいでしょう。最低限の戦力がない場合、掘り海域にそもそも到達できなかったり、到達できでもまともに勝利できず、掘りが非現実的になってしまう事態が発生しうるというのが理由です。
また、イベントの有無にかかわらず遠征はしっかり出すべきです。イベント中は出撃による資源消費が多くなり、自然回復では賄えなくなります。面倒だとは思いますが、資源が足りずクリアできない事態を避けるためにもサボらずやりましょう。大事なことなので2回言いました。
余談ですが、イベント中に特に不足しやすいのは消費量の多い燃料です。どの遠征で効率よく獲得できるかを事前に調べて把握しておきましょう。
特効艦の戦時急造
イベントによっては、特効艦がいないとクリアが厳しい場合があります。というか最近のイベント最終海域はだいたい全部そんな感じです。よって、戦力が整っていないうちはイベントが始まって「から」育成が必要なことがほとんどでしょう。そのノウハウについても書いておきます。
最終海域の特効艦の情報が手に入り次第、強い特効がかかっている艦のうち1隻を演習に入れて育成します。ある程度まで育ったら実際に出撃させてレベルを上げましょう。この方法論は特効艦に限らず未育成の艦娘を育成する必要が出た場合に有効です。
課金について
このゲームを快適にプレイする場合、入渠枠と母港枠は拡張した方がよいでしょう。特に、初めてのイベントでは新規入手する艦娘が多く、母港が100隻では足りなくなる可能性がかなり高いです。5,000円もあれば当面は十分な量を確保できるため、検討してみてはいかかでしょうか。
乙に向けて
詳細に書く場合あまりにも量が膨大になってしまう(というかこのテーマで更にもう一本記事が書けてしまう)ため、個人的に必要最低限の部分だけ箇条書きでまとめておきます。
- 純粋に戦力の強化。Lv60では不足する。主力をLv80に、2軍をLv60程度まで育成。装備入手の観点からも改二艦の数をできるだけ増やす。
- 装備の入手。単発任務をこなし、強い装備を入手する。例えば岩本隊など。改二が任務に関わり、かつ任務の難易度も上がっていくため、うまく育成と並行すること。
- また、ゲームシステムについてもある程度の知識が必要。
- 全海域乙以上を目指す場合、攻略のみ考えても流石に自然回復分だけでは厳しくなるため備蓄も視野に入れる必要がある。
おわりに
いかがでしたでしょうか? 疑問点や質問、ここはおかしいだろという点などがありましたら、筆者のTwitterやDMまで遠慮なくお伝えください。
また、京都大学艦これ同好会では、新歓企画の一環として、Discordサーバーを公開しています。次回の梅雨・夏イベントで、実際にイベントで詰まった、アドバイスが欲しいといった場合、お気軽にサーバーへ参加してください。僕を含め多くの会員がたくさんの助言をしてくれることでしょう。
この記事が、これからイベントに挑戦する提督達にとって少しでも助けになっていれば幸いです。 ここまで読んでくださってありがとうございました!