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<挨拶>
私はこの新歓リレーブログを読んでいる読者諸君に多いであろう一人暮らし初心者に、私の自炊を見せ、料理に必要な道具などを知ってもらい、自炊をよりハードルの低いものに感じて貰う為にこの記事を書いている。
<調理>
・品目と材料
というわけで早速作っていこう。今回作るのはスープだ。スープはいい。寒い時期には体が温まるし、再加熱の際に焦げを心配する必要に駆られる場合も少ない。とりわけ、メインの構成要素が水分であるから、多少味付けに失敗しても水を加える等でやり直しが効きやすい。
主な材料はこれだ。
まぁ、具材なんてものは自分が欲しい時に買ってもいいなと思ったら買えばいいのだ。この日の私は刻みネギと生姜で鶏肉を食べたかったのだ。君達もそうするといい。
鶏肉が1kgと多いが、これは量の多い商品の方がコスパが良くなるというメリットを取っているからだ。そんなにいっぱい作って飽きたりしない?という不安のある者もいるだろうが、まぁ最後まで読んでもらえれば多分それは大丈夫だ、問題ない。
・手羽元の洗浄と茹で
取り合えず手羽元を何かの容器に出し、一旦水で血等の余分な液を流せ。下の画像の中で私はボウルを使っているが、これは調理に使う鍋の中でも、たらいでもいい。これをするだけで大分血の臭みが減る。私は家にたまたまあった料理酒を少し加えているが、こんなものは気まぐれに入れているにすぎない。必ず入れなければいけないようなものでもないのだ。
これを適当な量の水と一緒に寸胴鍋に入れて加熱する。寸胴鍋というのは円柱状の鍋の事で、飲食店等で大量に料理を行う時に使われることが多い。私が持っているものは家庭用の小さめの寸胴だ。先程述べた大量購入によるメリットをキッチンで発揮するにはこの様な道具が必要となることがある。しかし、値段も安いものを選べば3000前後で購入できるうえ、この大量消費によって節約できる食費を考えれば当然"買い"だろう。
水の量は適当でいい。寸胴はサイズが大きいので、火は強めでも大丈夫だ。
・薬味の準備
鶏肉に火が通るまでの間に薬味を刻んでおこう。生姜の皮はピーラーやタワシ、丸めたアルミホイルなどで適当に剥いでおこう。生姜のもう1個は雑に切ってスープの中に入れた。
……めんどくさい。薬味は触感と香りが大事なのだから薄く刻みたいものだが、包丁でそれを行うのは難しいし、時間がかかる。
そこで使用するのがスライサーだ。こいつがあるだけで野菜の調理に対して感じる面倒臭さが大分軽減される。今回は刻み葱と細切り生姜を作る為に使用したが、にんじんや玉ねぎであればスライサーを使うだけでサラダの具になる。ポテトチップスだって作れる。
余ったネギ頭はそのまま刻んで食べてもいいし、しおれていて気になる等の理由で直接口に入れたくない場合はサランラップで包んで冷凍庫に入れておこう。寸胴を買っておけば鶏ガラ等でスープを取ってみたり、チャーシューを炊飯器で作ったりする際に臭み消しとして使える。
・アク取りと味付け
これくらいの作業をしているとそろそろ鍋が煮えてきているのではないだろうか。蓋を開けてみると恐らく灰色の泡のようなものが浮いていると思う。それがアクだ。アク取りでそれを取って捨てろ。お玉でもとれるなら、そうするといい。そうしてアクを取り切ったらようやく味付けだ。コンソメ?味覇?めんつゆ?それもいいが、私が個人的に推しているのは白だしだ。白だしを入れろ。白だしは魚の出汁に白醤油という大豆の味の薄い醤油を合わせて作られた調味料で、シンプルである為アレンジに使いやすいのだ。お玉などで少しずつ加え、味見をしながら調整しろ。
完成したものを小鍋に移して、トマトの水煮缶やカレー粉、具材を加えてアレンジしたり、うどんやラーメンを入れて食べたりもできるのだ。極めつけには炊飯器に水として入れて炊き込みご飯として食べることもできる。
……GOHAN?何という失態、米を炊き忘れていた。今から米を炊いても30~60分かかる……そう!そんな時には……!
・京艦同
京艦同の皆と遊ぼう!会員の方は大体TwitterやDiscordにいるので、雑に絡みに行ってみたり、ゲームを誘ってみたりできます。
・完成、そして……
そうして出来上がったスープと白米を器に移し、薬味を載せて食らえ。
今回の調理で作ったスープで10食程度は確保することができた。この様な大量調理はこの先の手間を省くだけでなく、お前の創造力を掻き立て、食費を節約することにもなる。
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