京都大学艦これ同好会 会員の雑記ブログ

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京大生も勧めるオンライン授業におけるノートの取り方

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はじめましてorお久しぶりです、京艦同2期のtakaakiです。

今回はこのコロナ禍においてブームとなった「オンライン授業」におけるノートの取り方をお話しします。新歓ですからね、こうやって新入生向け記事を公表することで云々ということでございます。

 

1.前置き

今回の記事を執筆するにあたり、その発端となった出来事がございます。新歓Discordにおいて、新1回生のA山甲子氏より「大学、授業のノート取り方分からん」との声があり、画面共有にて自分のノートを少し見せたところ「こういうノート取り方するんか」「ようやっとる」などの声が2回生以上のB田乙太氏やC野丙吉氏よりあがりました。「noteで出したら金が取れる」と新社会人のD沢丁朗氏が述べたことより、まあnoteはともかくいっちょ公表したろうやないかと思った次第です。

 

2.オンライン授業の分類

 

それではオンライン授業におけるノートの取り方についてお話します。

まずオンライン授業の形態について考えましょう。現在大学におけるオンライン授業は以下のように分類ができます。

 

リアルタイム授業

オンデマンド授業

授業資料提示型

 

しかしノートの取り方において重要となるのは、zoomなどを用いたリアルタイム授業などの分類ではなく、以下の分類となります。

 

A.授業資料がWordであり、文字主体のもの

B.授業資料がPDFであるもの。もしくはWordかつ図版がメインであるもの。

C.授業資料が無いもの

 

私個人の経験より話しますと、最も多いのがB、PDF資料です。PDFは環境に関わりなく印刷した際均一になるというメリットがあり、おそらく大学側としてはPDFで資料を提示するのは印刷して授業を受ける学生を主と捉えているからだろうと思います。

 

しかしせっかくオンライン授業であるからには、そのメリットを活かす、すなわち資料がデジタルデータであることを有効活用していきたいものです。

 

このことを踏まえ、ノートを取るのに使うツールとして、私はOneNoteを使用します。

OneNote のダウンロード

 

理由としましては、

・大学側はマイクロソフトオフィス関連の使用を前提としている傾向が見られる(学生へOffice365の提供など)こと

・自動でバックアップが取られること

マイクロソフトアカウントがあれば無料で使用できること

 

より選定しています。もし読者諸兄のうち、Evernote派がいらっしゃれば基本操作方法に変化は無いと思われますのでそちらで結構です。

 

3.資料別におけるノートの取り方 準備編

この項では先ほど分類した区分ごとにノートの取り方、その準備を示します。

まず前提として、Onenoteアプリを開き、ノートブックを作成します。筆者は「○○大学」として作成しています。その後、「セクションの追加」を押します。私は授業名で作成しています。最後にその作成したセクションより、「ページの追加」を押します。基本このページ一つで授業1コマ分とします。よって授業がn回目の場合、「n回目」と私はしています。

 

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3-1.資料がWordであり、文字主体であるもの

 

授業資料がWordで配布されており、かつ図版があまり無い、文字が中心のパターンです。

 その場合はそのファイルをWordで開き全文を選択し、コピーを行います。ショートカットキーとしては全文選択が「Ctrl+A」、コピーが「Ctrl+C」です。

 

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Wordで配布される授業資料の見本

 

コピーしたものは先ほど作成したページに右クリックした後、貼り付けをします。貼り付けの際は右の→をクリックし、「テキストのみ保持」を選択することをオススメします。

 

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以上でWordファイルの際の準備はおしまいです。

 

3-2.授業資料がPDFであるもの。もしくはWordかつ図版がメインであるもの

 

配布された授業資料がPDFであるか、もしくは図版を多く含んだWordファイルの場合は3-1のようなコピペ戦術が使えません。そのため次のような準備を行います。

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まずはじめに、Wordファイルの場合です。左上に見られる「ファイル」をクリックします。

 

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その後、「エクスポート」を選び、「PDF/XPSの作成」を押し、PDFファイルを作成します。

 

こうして作成されたPDFファイルもしくは初めからPDFとして配られたファイルを、Onenoteのページへドラッグアンドドロップ(ファイルを左クリックしたままぐーっとアイコンをページの上まで持ってきてクリックを離す)します。

 

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ドラッグアンドドロップすると、以下のような画面が出てくるため、「印刷イメージとして挿入」をクリックします。

 

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これを選ぶと以下のような画面となります。

 

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最後に、画像の上で右クリックをし、「画像を背景に設定」を選びます。

 

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以上でPDFファイルの下ごしらえは終了です。

 

3-3.授業資料が無いもの

 

資料が無いので初めに紹介したページの追加を行えばそれで準備は終了です。

 

4.授業ノートの取り方

 

ここまで各資料ごとにおけるノートを取る前の準備を行いました。この項では実際にオンデマンドやリアルタイムなどで授業を受けている際のノートの取り方です。

 

ノートの取り方は基本キーボードで打ち込んでいくことが主流となります。Onenoteではカーソルの位置が自由に選べるため、メモをしたいところに文字を打ち込むこともできます。

 

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また対面授業では配られた資料にボールペンや蛍光ペンで重要箇所に線を引いていた人もいるかと思います。その際はOnenote上部より「描画」を選び、マーカーを選択します。

 

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選択し終えた場合、そのまま該当箇所へマウスカーソルを持っていき、左クリック長押しのままぐぐーっとすればマーカーが引けます

 

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基本テクニックとしては以上でおしまいです。その他文字を大きくしたり、色をつけたりといったことはWordと操作方法が大体共通しています。

 

5.おわりに(応用編)

 

以上でノートの取り方は終わりです。応用テクニックとしては、PDFファイルをJPEGファイルに変換し、画像のみトリミングして貼り付けるといった手法もあります。筆者はATOK一太郎を利用している環境のため、上記の変換には一太郎についてきた「Just PDF」を使用しています。しかし厚労省から追い出された一太郎を利用している大学生は早々いないので上記ソフトウェアにこだわる必要はなく、オンラインの変換サイト経由でもよいかもしれません。

 

またOnenoteを利用する方法はオンライン授業におけるノートを取るだけでなく、たとえばレポートやゼミ発表資料の作成などにも使用できます。ゼミ発表資料の例は著作権的にセーフなので実物を示します。

 

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これは昨年筆者が受講した「演習Ⅰ」にて使用した発表資料作成の準備などです。参考文献をCiNiiや大学図書館の検索システムで発見した際、それらをそのままコピペすることができます。またURLもハイパーリンクがついた状態でペーストされるため、実際資料を借りに行った際、リンクをクリックするだけで事前に調べた資料の書架における位置が把握できます。

 

このようにオンライン授業におけるノートの取り方で利用したOnenoteは大学生にとって強い味方となります。コロナ前の世界と異なる環境で右往左往している新入生諸君は多いと思われますが、これを機としてデジタルノート環境を身につけていっていただけると幸いです。テスト前の復習も単語検索できるので大変便利ですよ。

 

それでは最後までお読みいただき

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