京都大学艦これ同好会 会員の雑記ブログ

京都大学艦これ同好会は、艦これを通じてオタクとの交流を深める緩いコミュニティです。普段はラーメンを食べています。

朝潮は癒やしたい

 最近、司令官がお疲れのようです。私、朝潮は司令官の疲労を癒すための方法を色々と考えてはいるんですが、妙案が浮かびません。荒潮に相談してみましょうか。そうと決まれば早速、荒潮のもとに相談に行きましょう。

 

 荒潮は、今の時間は特に用事はなさそうですね。すぐに司令官を癒す方法について相談してみましょう。

 「荒潮ちょっといいですか。」

 「どうしたのかしら~朝潮ちゃん、何か悩み事があるようだけれど。」

 「実は最近、司令官がお疲れのようなのです。そこで私は、何か私のできることで司令官を癒してあげたいのです。荒潮何か良いアイデアはありませんか。」

 「手料理とかはどうかしら~。」

 「料理ですか。そうですね、私朝潮が毎食司令官のために手料理を差し入れます!荒潮、ありがとうございました。」

 「無理はしないようにね~。」

 

 私、朝潮が司令官に毎食、手料理を差し入れるようになってから司令官は前よりも元気になったような気がします。食事の時にも笑顔を浮かべていらっしゃいました。ですが、まだ完全に司令官を癒し切れていないようです。どのようにすれば、もっと司令官を癒すことができるのでしょうか。三人寄れば文殊の知恵と言います。何人かで考えを出し合えばよりいいアイデアも浮かぶかもしれません。八駆のみんなに聞いてみましょう。

 

 八駆のみんなはちょうど今の時間、駆逐艦寮の八駆に割り当てられた部屋にいますね。司令官を癒す方法について聞いてみましょう。

 「荒潮、大潮、満潮ちょっといいですか。司令官を癒す方法と聞いてどんなものが思い浮かびますか。」

 「朝潮ちゃんは最近、司令官のために手料理を差し入れているのよね~。それに加えて何かしたいということかしら~。」

 「そういうことになります。それで何か良いアイデアはありますか。」

 「何で私がそんなこと考えないといけないよ。」

 「満潮、そんなことは言わないようにしてください、何か良いアイデアはないでしょうか。」

 「朝潮ちゃん、満潮ちゃんの言葉は真に受けなくていいわよ~。満潮ちゃんも本当は司令官のことが心配なのよね~。」

 「うるさい。」

 なんか満潮の顔が真っ赤です。それよりも本題である司令官を癒す方法を考えるという点から逸れていっています。軌道修正しないと。

 「どうでしょうか。何か良いアイデアはないでしょうか。」

 「大潮は司令官の気分がアゲアゲになるようなことをしたらいいと思います。」

 「司令官の気分がアゲアゲになることですか。どのようなことをしたら、司令官の気分がアゲアゲになると思いますか。」

 「もうすぐハロウィンだし、艤装をハロウィン風にするのはどうかしら~。司令官も朝潮ちゃんのハロウィン風の恰好を見たら癒されると思うわ~。」

 「仮装ですか、そんなもので司令官は癒されるでしょうか。そもそも艤装は勝手に改造するようなことをしてもいいでんしょうか。」

 「別に、いいんじゃない。だって他の子たちだってしているんだし。」

 「大潮も、満潮が言うように他の子たちも艤装を改造しているんだから、朝潮姉さんも艤装を改造して大丈夫だと考えます。」

 そうですか。八駆のみんながそう言うのでしたらハロウィンに合わせて艤装を改造してみましょう。

 

 今日はハロウィンです。八駆のみんなに言われたように艤装をハロウィン風にしてみました。執務室に行く前に荒潮に最終確認をしてもらいましょう。

 「荒潮、こんな感じで大丈夫だと思いますか。」

 「大丈夫だと思うわよ~。でも何か少し物足りないわね~。」

 そう言いながら荒潮は何か探しているようです。何を探しているのでしょうか。

 「あったわ~。頭にネコミミを、お尻に尻尾をつけたらもっと可愛くなると思うわ~。ぜひつけてみて、きっと似合うわ~。」

 「そうでしょうか、そんなに言うならネコミミ?とネコの尻尾を付けてみます。」

 なんとも言えないですが、これで司令官が癒されるなら問題はありません。最終確認も終わりました。執務室に行きましょう。

 

 「司令官、失礼いたします。」

 「朝潮か、どうしたんだ。」

 司令官はどのような反応をするのでしょうか。このような恰好で本当に癒されるのでしょうか。

 「朝潮、その艤装はどうしたんだ。いつもの艤装と違うようだけれど。」

 「司令官、お気に召しませんでしたか。」

 「いや、そんなことはなくてな、何ていうのか、すごく可愛くて癒されるな。」

 司令官はどうやら私のこの恰好を見て喜んでいらっしゃいます。

 「朝潮、すごく可愛いな。特にそのネコミミと尻尾がキュートで、本当に可愛いよ。」

 それになんか私のことを可愛い、可愛いとおっしゃっています。そして、どうやら司令官に癒しを与えることには、成功できたようです。

 

 かなりの時間執務室にお邪魔してしまいました。このくらいで退出するとしましょう。

 「司令官、調子の方はどうでしょうか、疲れてはいませんか。」

 「朝潮のおかげで、大丈夫だよ。本当に朝潮、いつもありがとうな、これからもよろしく。」

 「私こそ、司令官これからもよろしくお願いいたします。」

 私、朝潮は司令官と共にいつまでも頑張っていきます!

 

あとがき

 拙いSSでしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。以下からは軽くあとがきを書かせてもらいます。

 

 まず、謝罪から書かせてもらいます。

 Cuさんからの連絡があるまで、このリレーSSの存在を忘れており、締め切り後に急いで書き上げました。この場を借りてリレーSSの存在を忘れていたことと締め切りに遅れたことを謝罪させていただきます。これからは参加する企画の存在を忘れないようにします。

 

 次にSSを書いてみての感想を少し書かせていただきます。

 まず、SSを書いた感想なのですが、今回書いたSSが人生で初めて書いたSSだったのでなかなか大変でした。一番大変だったのは、ストーリーを考えることです。どのようなストーリーにしようかとかなりの時間悩みました。

 

 最後に一番伝えたいことを伝えさせてください。

 

 朝潮かわいい!

 

(文責  よーでぃん)