京都大学艦これ同好会 会員の雑記ブログ

京都大学艦これ同好会は、艦これを通じてオタクとの交流を深める緩いコミュニティです。普段はラーメンを食べています。

京艦同のTRPG事情

・はじめに

 初めましての方は初めまして。新入生の方はご入学おめでとうございます!それ以外の方はこんにちは。えりある(@arielkukls)です。

 今日は新歓ブログの場所をお借りして、最近にわかに京艦同周辺で流行しているコンテンツである「TRPG」について、簡単に説明しようと思います。

 

 …え、2年前にやった?

kukancolle.hatenablog.com

 はい。私がやりました。なんだこの記事は*1

 ただ、前回は「艦これRPG」に偏った記事であったこと、コロナ禍の中で2年経ってプレイ環境が変化したこと、また、えりあるが2月からの2ヶ月で8回の主催と5回の参加を経て経験値を積んだことなどから、前とは違う記事になる、と、思います!

 

・そもそもTRPGとは?

 TRPGとは、「テーブルトークロールプレイングゲームの略称です。ドラクエ等の一般にRPGと呼ばれるゲームが、主にゲーム機を用いてキャラを動かしストーリーを進行させるのに対して、TRPGではそれらを用いずに、主に本に記されたシステムと参加者同士の会話(TRPGのT=Tabletalk)によってプレイをします。プログラムに左右されない自由なキャラメイクと行動の選択が可能であり、その参加者でしか生まれない、オンリーワンな物語が生まれるのが特徴であり、TRPGの醍醐味と言えるでしょう。

 詳しくは「TRPG とは」と検索してもらえれば無限に記事が出てくると思います。今回の記事は京艦同の事情と宣伝がメインですので、詳しいことはINTERNET集合知にお任せします。

 

・京艦同のTRPG事情 

 特にここ1年の京艦同では、TRPG会が何度も開催されています。対面での活動が制限されている中で、オンラインでのゲーム活動として主流となっているコンテンツの一つです。TRPG自体はもともと対面で行うことを想定されていたゲームだとは思いますが、オンラインでセッション*2を行うための素晴らしいツールが存在する*3ため、「むしろオンラインの方がいいまである」という声がサークル内で聞かれることも度々あります(個人調べ)。

 TRPGには、ルールを決める本である「ルールブック」と、それによって定められた「システム」が数多く存在します。この「システム」というのはデジタルなRPGにおける「ゲームソフト」に相当し、違うシステムのTRPGというのは、ドラクエとダークソウルくらい違うということを意味しています。

 最近の京艦同では、クトゥルフ神話TRPGソード・ワールド2.5」というシステムが多く採用されています。

 

クトゥルフ神話TRPG

product.kadokawa.co.jp

 「我々の日常の背後に、邪神の狂気が渦巻いている!プレイヤーは『探索者』として、理性をすり減らしながら世界の謎を解き明かさなければならない!」的な世界観の、主にH.P.ラブクラフトの創作物からなる神話体系「クトゥルフ神話」を題材としたTRPGです。現代日本などを舞台に一般人が事件に巻き込まれるケースが多いためキャラクターがリアル寄りになること、グロ描写や倫理的問題などに直面しがちなこと、異常事態に接し続けると発狂することなどが特徴で、今では最もメジャーなシステムと言えるかもしれません*4。謎解きや脱出ゲームに向いていることが多く、推理が好きな人にオススメできるシステムです。あと発狂すると楽しいです。

 京艦同では主に単発のセッションからなり、キャラクターもそれに合わせて作ることが多いですが、生き残ったキャラクターは次回のセッションにも参加出来たりします。1つの内容を異なるメンバーで何度かプレイすることが多いので、先にプレイした人が後からプレイしている人を見てニヤニヤしたり裏で実況したりするのが楽しいです。多人数で構成されるサークル特有の楽しみ方かもしれませんね。

 

ソード・ワールド 2.5

fujimi-trpg-online.jp

 「剣と魔法のファンタジー世界!プレイヤーは『冒険者』としてこのアルフレイム大陸を冒険しよう!」的な世界観の、王道RPGに近いTRPGです。エルフやドワーフなど様々な異種族がいたり、レベルアップで戦闘能力が向上したりと、内容自体はゲーム的でありながら、それら日常とかけ離れた世界を自ら演じたり探検したり出来る点でデジタルゲームと差別化されているのが特徴です*5。またクトゥルフ神話TRPGと違い、戦闘がシステムとして充実していて非常に面白く*6、戦闘のための技能取得もプレイヤーによりけりで、キャラごとに個性的な戦闘が行われます。そのためバトルを楽しみたい人にオススメのシステムです。

 京艦同では主に固定メンバーによる長期のセッション(キャンペーンと呼びます)が活発で、11月から現在に至るまで半年も継続して開催されています。それ以外にも単発で募集されることもあります。

 

 また、コロナ禍以前に使用されたことのあるシステムとして、シノビガミ」「ビースト・バインド・トリニティ」「艦これRPG」等があります。サークル内でのルールブック普及率が低いためか最近は開催されていませんが、機会があればまたやりたいですね。

 これらのTRPGをプレイするのに必要な筋書き(シナリオと呼びます)は、他の作者様が製作したものをお借りすることもありますが、会員の作成した自作のシナリオでプレイすることも多いです。特にソード・ワールドのキャンペーンは、プレイヤーがシナリオを持ち寄って話を進めているみたいです。ごく一部で京艦同が「総合創作サークル」と呼ばれる片鱗が見え隠れしている気がします。

 

・宣伝

 宣伝をします。

TRPG会を開催します!

 さて、ここまで読んでTRPGに興味を持っていただけたでしょうか? とはいえあまり魅力を伝えきれなかったとも思っています。やっぱりこういうのはプレイしてわかる部分って多いんですよ。

 そこで! 開催します! TRPG会!

 システムはクトゥルフ神話TRPG(7版)を使用します。未経験者でも大丈夫です! ルールブック未所持でもOKです! この記事を読んで「ふーん、試しに見てみたいな」くらいのモチベで来てください! 詳細は京艦同のDiscordか、えりあるのTwitter@arielkukls)に反応くださいませ。ちなみに艦これ要素はありません。

 

②総合創作サークルとしての京艦同のお話をします。

 京艦同では年に1回の頻度で会誌を作成しています。内容は攻略、考察、小説、イラストなど多岐に渡ります。直近では神戸かわさきで頒布の予定がありますので、興味のある方はぜひ足を運んで頂けると嬉しいです! また、このブログにも会員の書いたSS*7がいくつか掲載されていますので、もし興味のある方は覗いてみてください!

 

 

・おわりに

 いかがでしたか?(発作)

 この記事では京艦同で遊ばれているTRPGについて簡単な紹介をさせていただきました。えりある自身非常に楽しくプレイさせてもらっているので、人口が増えるととっても嬉しいです。TRPGはよく「※ただし友達は非売品」と言われるように、一緒にプレイする人を集めるのが難しい部分があります。ですが京艦同に入れば万事解決です。ぜひ、一緒にTRPGしましょう!

 

 最後までお読み頂きありがとうございました。えりあるでした。

 

 

 

*1:割と気に入ってます

*2:TRPGのプレイをセッションと呼びます。ジャズみたいでなんかかっこいいですよね

*3:京艦同で主に使われているのはセッションのための「ココフォリア」「Discord」とキャラ等作成・閲覧のための「いあきゃら」「ゆとシート」辺りです

*4:上の説明から「メジャーなシステム」って繋がるのだいぶキモイなあって書きながら思いました。キャラクターが現代に生きる人間であることから創作のハードルが低いことが、ここまで普及した理由のひとつなんでしょうね。

*5:この書き方は厳密ではなくて、そもそもデジタルゲームというのがTRPGの後発として登場している以上「差別化」という表現は不自然なのですが、でも今の私たちの感覚ではTRPGデジタルゲームからの派生っぽいですよね~とも思うのでこのように書きました

*6:クトゥルフの戦闘が面白くない訳ではないですが、戦闘メインのシステムではないこともまた事実だと思います

*7:ただし内容が艦これとは限らない