京都大学艦これ同好会 会員の雑記ブログ

京都大学艦これ同好会は、艦これを通じてオタクとの交流を深める緩いコミュニティです。普段はラーメンを食べています。

艦これと郵便と

よく分からない人です。いや、どうして入ったんだ……。そういう訳で2021年度末の土壇場で入会しました万作と申します。

内容に縛りが無い、という事なので謎の趣味を……郵便物集めなのですがそういう話を書こうかなと、執筆しながら思います。ちなみに並行して同人即売会の原稿も、いや本来はそっちを優先すべきだろというのもご尤もな話ですが……。

 

手紙を集める

軍艦乗組員から差し出された郵便物、という物が残っています。それを探し拾うのが自分の数ある趣味の一つです。実艦に触れようにも深海に行くというのが大変に困難という悲しい現実を前に、せめてその艦艇を間接的に触れる術、すなわち触媒になりえる物を考えた末に辿りついた結果でもあります。

しかしそんな物がホイホイ見つかるのか、この記事を書けるほどには残っていますし手に入ります。大抵はヤフオクに常駐(?)してさえいれば入手は簡単です。

ただし、その落札額はピンキリと言っても過言ではありません。数百円で収まることもあれば、ゆうに数千円を超えることもあります。ちなみに自分はこの郵便物……駆逐艦秋月の進水記念、それを使用して『参列した』と書きつけ呉に送ったこの絵葉書に7500円払いました。葉書に7500円、やばい、おかしい。

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郵便物集めの楽しさ

極端な話、80年か90年前の紙にお金を払っているに等しいこの趣味、何が楽しいのか。挙げるとするならば『文面解読、時期の特定、現物に触れる』この三点が醍醐味のようなものです。当時の皆さん、面白いくらいに色んなことを書いています。たまに『そんなこと書いてよかったんか』みたいなのもチラホラ……いえ、まあ艦内で感染症が流行って詰んだとか、やんごとなき御方と一緒に乗り組んでるとか……

綴られた一文、一文字はまさしく『歴史の証明』に外なりません。そうした史料を扱い後世に継いでいかねばならないという矜持の下、生涯を掛けて貫きたい趣味でもあります。すでに所蔵は300点を超える勢い、果たしてどこまで増えるのやら……とはいえどこに行っても第一人者は居るもので、既に軍の郵便物17万点所有とかいう雲の上みたいな人も……いえ、話せばキリがないのでこれはいずれその内に。

 

話ついでにお報せを

『ほーん、なんか面白そう』『当時の物集めてるとかマジ?』みたいに思って頂けた方がいらっしゃるかどうか、もし興味を持って頂けた方にご案内です。

こんな郵便物をテーマにした【合同誌】が出ます。主宰になりました。どうして。

 

加えて即売会運営と組んで(???)こんなこともやります。

 

 

五月十五日、察しの良い方ならお気づきやもしれませんが【或る出来事】から九十年の節目に当たるとかなんとか……ともかくこの日、神戸ポートアイランド島内 国際展示場にて【神戸かわさき造船これくしょん9】が開催されますので、もし良ければ来てみてください。僕が喜びます。

 

それではこのあたりで〆させて頂きます。京艦同ばんざい。