京都大学艦これ同好会 会員の雑記ブログ

京都大学艦これ同好会は、艦これを通じてオタクとの交流を深める緩いコミュニティです。普段はラーメンを食べています。

【新歓ブログVol.3】大文字山のすゝめ

はじめに

 こんにちは、Mt.Riceです。京艦同の新歓ブログということで、春から京都での新生活をスタートする方に向けて、大文字山を紹介したいと思います。
 大文字山は京都のお盆の名物、五山の送り火で有名な山です。鴨川デルタなどから東の方を見ると山の中に大の字が見えると思います。この山は京都大学からほど近い場所にあり、標高もそれほど高くないため手軽にハイキングを楽しむことができます。見どころは何といっても火床からの眺望。送り火の際に大の字の形に火を並べる火床の周りは、送り火が麓からよく見えるように背の高い木々がありません。そのため眺めを遮るものがなく、京都を一望できます。本記事ではそんな大文字山の火床までの道のりを紹介していきたいと思います。

ルート

 大文字山には数多くの登山道があります。今回はその中でも最も京大からアクセスしやすくメジャーな、銀閣から千人塚を通り大文字の左側から火床に出るルートを紹介します。

往路の地図(YAMAPで作成、一部加筆)

 百万遍の交差点から今出川通をずっと東に進んでいくと、哲学の道の端、銀閣にたどり着きます。昼は多くの観光客でにぎわう門前のお店の間を通り抜け、銀閣の前で左に曲がります。

銀閣の門前

 曲がると正面には八神社の鳥居があります。鳥居の手前を右に曲がります。

八神社の鳥居

 道なりに進んでいくと、自転車置き場があり、「行者の森」と書かれた岩が見えてきます。ここが登山道の入り口です。

行者の森の岩、自販機

 さらに進むと自販機があります。これより先に飲料水を手に入れられる場所はないのでもし必要であればここで水分を購入しておくとよいでしょう。写真がやや暗いのは朝方撮影したためです。昼に行けばもっと明るいところですのでご安心を。
 次の写真のような橋が見えてくるまでずっと道なりに進みます。絶えず染み出る水のせいで道がぬかるんでいる箇所があると思います。金属の上を歩く箇所もあります。滑らないよう注意してください。この橋の分岐で、橋を渡る方、すなわち右に曲がります。真っすぐ行ってもいいですが、山頂へ直接続く道になっています。一応火床への分岐もありますが分かりにくいと思うので非推奨です。

橋と分岐

 橋を渡ったら突き当りを左に曲がり、急な階段を登って行きます。

ここから階段、傾斜が急になっていく

 少し行くと平坦な道に出ます。奥の階段を目指して真っすぐ歩きましょう。ここから怒涛の階段ラッシュが続きます。

九十九折り階段ラッシュ

 九十九折りの階段ラッシュが終わると緩やかな登りになります。少し道が狭く、隣には急斜面があるので複数人で登る場合やすれ違う場合は気を付けましょう。しばらく進むと大きめの石がゴロゴロした斜面が現れます。これを登りきると千人塚というものが見えてきます。ここまでくればあと少し。ここで大きく分けて三つの分岐があります。一つは左に進み少し遠回りして大文字の一画目の横棒の左側から出るルート、これが一番メジャーな道かと思います。二つ目は左払いの下から登るルート。千人塚の前で右の方にある広めの道に入ります。三つめは二つ目のショートカットルート。千人塚の右からやや急な斜面を登る道です。細く急な道なので非推奨。今回は一つ目のルートから登って行きます。

千人塚の分岐、今回は左に

 このルートは基本的に階段に沿って登って行けば問題ありません。途中で右に曲がる箇所があると思います。

 ここで左手の方をみると細い道があります。実はこの道、先ほど登場した橋の分岐で真っすぐ行ったときの道につながっています。興味があれば探検してみるのもいいでしょう。とりあえず今は階段を上って火床を目指していきます。うんざりするほどの石の階段が続いています。これを登り切れば目的地です。めげずに登って行きましょう。

 階段を上りきると火床に到着です!ここからは京都の街並みが一望できます。その眺めは是非ご自分の目でご覧になってください。

 さて、景色を十分堪能したら降りていきましょう。帰りは左払いの方から降りて行きます。そういえば山頂には行かないの?と思われた方へ。山頂って実は眺めは良くないし三角点くらいしかないし……山頂編は気が向いたら書くかもしれません。

 急で細い階段が下の方に続いています。気を付けて降りていきましょう。

 大の字の左払いの端の方まで降りると分岐がありますが、右に進み、階段を下りていきます。

 階段の途中で(分かりにくいですが)千人塚のところで紹介したショートカットがつながっています。

右の脇道がショートカット

 今回はこちらには進まず、さらに階段を降りていくことにします。


 黄色い目印のある分岐があります。千人塚へはここを真っすぐか右に進みます。登りで説明した千人塚の分岐の二つ目の経路はさらに二通りのルートに分かれる訳ですね。どちらを行っても大差ないです。ここで右に曲がった方が分岐がなくてわかりやすいかもしれないですが、今回は真っすぐ進みます。

再び十字の分岐が現れました。ここで右に曲がります。左に行くと右払いの方に行けますが、今回は紹介しません。真っすぐ行くとどこへ行くかは私もあまりよく知りません。
しばらく進むとと黄色の印の分岐のところで右に進む道と合流します。

さらに真っすぐ行くと……

 千人塚です。ここから先は来た道を真っすぐ戻るだけです。

 所要時間ですが、大体一時間くらいで往復できるんじゃないかと思います。空きコマの暇つぶしにに丁度いいかもしれません。

注意

 山に登る際は必ずマナーを守って登りましょう。ゴミのポイ捨てなどもってのほかです。また野生動物には注意してください。虫の対策もしっかりと行いましょう。特に夏場は入念に(n敗)。そしてケガや体調には十分注意してください。気軽に登れるとはいえ、山は山です。

最後に

 木々に囲まれた自然の中で身体を動かすというのはとても気持ちのいいものです。汗をかきながら登った先の素晴らしい眺望はより一層味わい深いものでしょう。そしてその景色は時間帯や日によって違う姿を見せます。山が見せる四季の色どりの移り変わりを楽しむのも良いものです。日々の運動に、あるいは気分転換に、是非足を運んでみてください。