京都大学艦これ同好会 会員の雑記ブログ

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今更聞けない?イベント海域での特別ルールまとめ

こんばんは、78P(Twitter:@j7ub8leep)です。前回は優先的に掘っておきたい艦の記事を書かせていただきましたが、あの記事で少しでも参考になったなら幸いです。またたくさんのアクセスありがとうございました。

 

kukancolle.hatenablog.com

 

 

さて、もうまもなくイベントが始まりますね。みなさんはどのような目標でしょうか?筆者は2期以降全海域甲での攻略を(なんとか)継続しておりますので、今回も全甲で攻略していきたいところです。あとは新規実装艦を全員確保しつつ、2019年冬イベントで掘り損ねたDe Ruyterと平戸を掘って艦娘図鑑をコンプリートしたいですね。でもヨーロッパ行かないしDe Ruyterは出ないだろうなあ…そもそも7月後半〜8月前半リアル事情が忙しいし攻略はなんとかするにしても掘れる時間あるのやら

 

閑話休題

 

イベント海域では通常海域と異なるルールやイベント限定のシステムが多く存在します。本稿ではそうしたルールをまとめて解説します。着任して比較的日が浅い、あるいはイベント海域の経験が少ない提督向けの説明(のつもり)です。また最近艦これを再開した、という提督も一読を推奨します。

 

 

(☆マークの項目は通常海域にあるもの、★マークの項目はイベント期間内限定で通常海域にも実装されているものです)

 

1.難易度

 

イベント海域では同じ海域でも4つの難易度が選択できるようになっています。まずは下記の表を見てください。

 

  難易度 選択制限 札による制限 レア艦のドロップ率 海域報酬 ギミックの必要数
あり あり
あり あり
なし なし
なし なし
    ※1 ※2 ※3 ※4 (後述)

(ギミックは別項目でまとめて紹介します)

 

※1:乙は司令レベルが35以上であること、甲は司令レベルが80以上であることに加えて1つ前の海域を乙以上で突破している必要があります。1つ前の海域を丙・丁で突破した場合、乙までしか選択できません。

 

※2:海域により札が設定され、甲・乙では異なる札がついている艦の出撃ができなくなります。イベント期間中の札の変更、削除はできません。また装備に札はつきません。装備にもついたらクソゲー不可避

「丙・丁には札による出撃制限はない」と思われがちですが、過去には「全員に特定の札がついた艦隊に限りスタート地点が変わる」という事例が存在しました。丙・丁でも最初に出撃したイベント海域の札がつくため*1、この場合は誰にどの札をつけるか考える必要があります。

なお過去には甲にのみ新たな札が設定されたり、海域突破後に限りすべての札の出撃が可能な海域も存在したりしました。

ここ最近のイベントでは1海域ごとに札がつくこと、特に高難易度では特定の艦がいないと攻略が困難になることもあって高難易度ではより多くの艦を揃える必要がある傾向になっています。

 

※3:艦や海域の設定によっては上記の傾向にとどまらず、条件が緩和*2されていることがあります。またそもそも低難易度では一切ドロップしない設定になっていることもあります。*3

 

※4:難易度が高くなるほど特定の装備がついたり、より上位の装備*4が獲得できたりします。逆に消耗品での差でしかない場合もありますが、高難易度ほど報酬が良いと考えればOKです。なお報酬艦は全ての難易度で獲得できます。

 

最終海域を甲で突破すると(それ以外の海域の攻略難易度は不問)、甲種勲賞が入手できます。

 

かつてはイベントの海域突破前に難易度を変更した場合最初からやり直しということになっていましたが、現在は*5難易度を下げた場合に限りそのまま攻略が継続できる仕様になりました。*6難易度を上げた場合は最初からやり直しになります。

また、海域突破後は難易度の変更が一切できません。

 

2.イベントでのゲージ仕様(戦力ゲージ)

通常海域ではEOと7-x、4-4以降の大半のマップでは「その海域のボスマスの旗艦を複数回撃沈すること」によって海域クリアとなっています。

しかし、イベント海域では「ボスマスの旗艦にダメージを与える」だけでゲージが減少します。また4~5回程度撃沈するとゲージが0になるように設定されていることが多い傾向があります。*7

敵旗艦にダメージを与えることでゲージを減らしていくと、ある一定の段階(原則として次にボスマスの旗艦を撃沈すればゲージが0になる段階)で敵艦隊が変化(たいていは強化)します。ここでボスマスの旗艦を必ず撃沈しないと突破になりません。沈できなければたとえ随伴艦を全員撃沈してもやり直しです。逆に言えば随伴艦が残っていても旗艦を撃沈すれば突破となります。

 

3.イベントでのゲージ仕様(輸送ゲージ)

海域によっては出撃ゲージではなく、こちらのゲージが設定されていることがあります。

揚陸地点と呼ばれる特定のマスを経由し輸送ゲージに対応するボスマスでA勝利以上(旗艦への与ダメージは不問)を取ると、装備や編成に応じて輸送ゲージが減少します。

なお具体的にどれがどのくらい減らせるかは下記の表を参考にしてください。*8

装備名 S勝利時 A勝利時
ドラム缶(輸送用) 5 3.5
大発動艇 8 5.6
特大発動艇 8 5.6
大発動艇(八九式中戦車&陸戦隊) 8 5.6
特大発動艇+戦車第11連隊 8 5.6
特二式内火艇 2 1.4
戦闘糧食 1 0.7
秋刀魚の缶詰 1 0.7

 

艦種 S勝利時 A勝利時
潜水空母 1 0.7
駆逐艦 5 3.5
軽巡洋艦 2 1.4
航空巡洋艦 4 2.8
航空戦艦 7 4.9
補給艦 15 10.5
揚陸艦 12 8.4
水上機母艦 9 6.3
潜水母艦 7 4.9
練習巡洋艦 6 4.2

(引用元:ぜかましねっとさま https://zekamashi.net/kancolle-kouryaku/yusou-tp/)

 

特例として鬼怒改二では大発が内蔵されているとみなされ、S勝利の場合はTPが10減ります(他にTPが減らせる装備を積んでいない場合)。

また、揚陸地点に到達した時点で大破している艦はTPが計算されません。ダメコンを積んでの進撃などの際には注意しましょう。

 

輸送マップでは基本的に軽巡や駆逐に大発動艇、足りなければドラム缶を可能な限り積んでいくのが基本になります。ただしボスでA勝利が取れなければ元も子もないので、支援艦隊や本体の戦力の配分には気を配りましょう。

 

4.複数ゲージ☆

通常海域では7-2が2本ゲージのあるマップですが、イベント海域では2本、稀に3本ゲージがあるマップもあります。当然すべてのゲージを破壊しないとクリアになりません。*9すべて違うボスマスに出撃する必要があるのが原則ですが、稀に同じマスに別のゲージが設定される(もちろんボスマスの敵艦隊は変わる)こともあります。

7-2と異なる点は最終ゲージ以外でのボスマスの扱いです。7-2での1本目はウィークリー任務「あ号作戦」のボスマスの到達・勝利回数がカウントされ、十分に枠があった状態で勝利してもドロップなしの場合があります。

一方でイベント海域は最終ゲージ以外でも必ずドロップあるように設定されていたり、あ号の進捗がカウントされないようになっていることもあります。こればかりはイベントマップデザイナーのさじ加減によるとしか言えませんが、原則としては「ドロップなしの場合もあり・あ号の進捗あり」のパターンが多いようです。

 

5.連合艦隊

第1艦隊・第2艦隊の12隻を使用し攻略します。仕様により3タイプに分かれています。

 

・空母機動艦隊

 

多くの空母を編成できる艦隊です。制空値を稼ぎつつ、昼戦での主なダメージソースとなる第1艦隊を保護しやすい艦隊です。

編成条件(以下の編成要件の表は艦これ攻略wikiより引用  https://wikiwiki.jp/kancolle/%E9%80%A3%E5%90%88%E8%89%A6%E9%9A%8A)

 

第1艦隊

艦種 下限 上限 備考
空母 2 4 軽母(及び護衛空母)、装母を含む
水母はこの枠に含まれない
戦艦 0 2 航空戦艦も戦艦枠
潜水艦 0 4 旗艦不可
その他 0 4 空母2隻は必須のため

第2艦隊

艦種 下限 上限 備考
軽巡 1 1 必須 2隻以上は不可、旗艦でなくても可
雷巡、練巡は軽巡の代わりにならない
防空巡は軽巡として扱う
駆逐 2 5 2隻は必須
重巡・航巡 0 2 混在しても可能
水母 0 1 軽空母(及び護衛空母)と同時編成可
軽空母 0 1 護衛空母も含む
正規空母 0 編成不可
高速戦艦 0 2 Гангутは低速だがこの枠として扱われる
低速戦艦
(航空戦艦)
0 編成不可速力を高速+または最速にすると高速戦艦として扱われ、その枠で編成可)
潜水艦 0 3 旗艦不可
その他 0 3 駆逐2、軽巡1は必須のため
雷巡、練巡、海防などはこの枠に入る

 

・水上打撃部隊

空母機動部隊とは逆に戦艦を編成しやすく、第2艦隊を保護しやすい(=夜戦火力を保護しやすい)艦隊です。

艦種 下限 上限 備考
軽巡・雷巡 2 6 合計の混在は可能*1、この中から2隻は最低限必須。
練巡は軽巡扱いではない。
(重巡+航巡)5隻以上は不可
(戦艦+航戦)5隻以上は不可
雷巡を配置しても先制攻撃は行わない。
防空巡は軽巡として扱う
重巡・航巡 4
戦艦・航戦 4
正規空母 0 1 装甲空母も含む。軽空母と同時編成不可
軽空母 2 護衛空母も含む。正規空母と同時編成不可
潜水艦 0 4 旗艦不可
その他 0 4 2隻は必須枠のため
練巡はこの枠に入る

 

第2艦隊

艦種 下限 上限 備考
軽巡 1 1 必須 2隻以上は不可、旗艦でなくても可
雷巡、練巡は軽巡の代わりにならない
防空巡は軽巡として扱う
駆逐 2 5 2隻は必須
重巡・航巡 0 2 混在可能
水母 0 1 軽空母(及び護衛空母)と同時編成可
軽空母 0 1 護衛空母も含む
正規空母 0 編成不可
高速戦艦 0 2 Гангутは低速だがこの枠として扱われる
低速戦艦
(航空戦艦)
0 編成不可速力を高速+または最速にすると高速戦艦として扱われ、その枠で編成可)
潜水艦 0 3 旗艦不可
その他 0 3 駆逐2、軽巡1必須のため
雷巡、練巡、海防などはこの枠に入る

 

・輸送連合艦隊

 

ルート固定や攻略の関係で他の2部隊が使いにくい時に使われる艦隊です。言い方がひどいという声が聞こえてきそうですが個人的にはできれば使いたくない艦隊なので…

第1艦隊

艦種 下限 上限 備考
駆逐・海防 4 6 4隻必須、旗艦指定は無し
軽巡・練巡 0 2 防空巡含む
航巡 0 2  
航戦 0 2  
水母 0 2  
揚陸 0 2  
護衛空母 0 1 大鷹神鷹Gambier Bay瑞鳳改二乙が該当、春日丸は編成不可
潜水母艦 0 1  
工作艦 0 1  
補給 0 2  
その他全ての艦種 0 (編成不可)
戦艦、空母、潜水、雷巡等多岐に渡って不可能なので注意

 

第2艦隊

艦種 下限 上限 備考
軽巡・練巡 1 2 1隻必須(旗艦指定)
防空巡は軽巡として扱う
駆逐・海防 3 5 3隻必須
重巡・航巡 0 2 混在可
その他全ての艦種 0 (編成不可)
戦艦、空母(護衛空母含む)、潜水、雷巡等多岐に渡って不可能なので注意

 

編成要件の次に戦闘にかかわる違いについて解説します。

  砲撃順(対通常) 砲撃順(対連合) 命中低下
空母機動部隊 第2→第1 第1→第2(→第1) 第2
水上打撃部隊 第1→第2 第1(→第1)→第2 第1
輸送護衛艦 第2→第1 第1→第2(→第1) 第1、第2
  ※1 ※2 ※3

 

※1:味方の第1艦隊か相手のどちらかの艦隊に戦艦が含まれている場合、第1艦隊の砲撃が2巡します。(水上は第1が2巡してから第2が砲撃します)

 

※2:味方に戦艦がおらず、かつ敵艦隊も戦艦が含まれていない場合*10、カッコ内が飛ばされます。(敵艦隊の連合艦隊は後でも触れます)

 

※3:ここに書かれている艦隊の砲撃戦では敵味方とも命中が大きく低下します*11このため戦艦は特にフィット砲を意識する必要があります。砲撃戦以外の命中は低下しません。

どの連合艦隊でも第2艦隊の砲撃戦終了後に閉幕雷撃が行われるため、特に機動や輸送では高回避・高雷装の水雷戦隊が脅威になりがちです。

 

ここからは連合艦隊での共通事項です。(断りがない限り対通常艦隊・対連合艦隊共通)

 

・専用の4つの陣形が用意されています。おおむね第1=単横、第2=複縦(梯形)、第3=輪形、第4=単縦という認識で構いませんが、第2陣形と第4陣形で砲撃命中の差は特にないようです。*12

・先制対潜・夜戦突入時の夜戦装備の発動は第2艦隊のみです。また雷撃や夜戦に参加するのも第2艦隊の艦のみとなります。

第2艦隊の艦は航空戦に参加しません。*13*14砲撃戦は行えます。(※対連合艦隊の場合は後述)

1艦隊の旗艦に「艦隊司令部施設」を搭載し、合艦隊にいる駆逐艦が全員小破以上の損傷を受けていない場合に限り、大破した一隻と駆逐艦一隻を退避させたうえで進撃できます(護衛退避)。以降はその二隻がいないものとして扱われます。*15大破艦が2隻以上出ても1隻しか退避させられません。また小破していない駆逐艦が第1or第2艦隊の旗艦のみの場合、退避できません。大破進撃は轟沈の可能性がありますので2隻以上大破したら撤退しましょう。

第2艦隊の旗艦は轟沈しないとされ、護衛退避の対象にもなりません。ただし夜戦突入時は敵艦隊旗艦から砲撃が始まること、輸送作戦時のTPがカウントされないことに注意しましょう。言い換えれば第2艦隊の随伴艦は大破進撃すると轟沈の可能性があります。

・MVPは第1第2それぞれで判定され、昼戦で終了した場合はそれぞれの艦隊で最もダメージを与えた艦がMVPとなりますが、夜戦突入した場合第1艦隊は必ず旗艦がMVPになります。(対連合艦隊では後述)

・通常艦隊では夜戦での対潜攻撃が強制的にカスダメになり撃沈できませんが*16連合艦隊では夜戦でも潜水艦が撃沈できます。

 

・敵側の連合艦隊について☆

一部のマスでは敵側が連合艦隊を組んでいる場合があります。こちら側が通常艦隊の場合は6-5ボスマスでの挙動の通りですが、解説します。

 

通常通り索敵(・基地航空隊・航空戦・先制対潜・開幕雷撃)*17が行われたのち、

1.第2艦隊との砲撃戦

2.第2艦隊と同時に閉幕雷撃(第1・第2全員がターゲットの対象)

3.第1艦隊との砲撃戦

4.第1艦隊との砲撃戦(砲撃対象は第1・第2全員)(相手もしくは味方に戦艦がいる場合)

5.夜戦(第1or第2のみ、後述)

 

となります。

 

こちら側が連合艦隊の場合は砲撃順は先述の表の通りとなり(カッコ内の砲撃は第1、第2全員が対象で、相手側も第1艦隊が全員をターゲットにして砲撃する)、雷撃は通常と同じく第1・第2全員が対象になります。

なお、全員が砲撃の対象になっているときは「攻撃する艦隊→艦の選択」となっているため、例えば連合艦隊に潜水艦が混じっていても潜水艦のいない艦隊が選ばれた場合には対潜攻撃をせずに砲撃する場合があります。

 

・対連合艦隊での夜戦について

第2艦隊の損傷状況により、夜戦で相手をする艦隊が第1になるか第2になるか決定されます。(表:艦これ攻略wikiより引用)

護衛艦 損傷状態と判定スコア
旗艦 生存なら+1、撃沈なら+0
全艦
(旗艦含む)
小破未満……1隻につき+1
中破……1隻につき+0.7
大破・撃沈……1隻につき+0

このスコアが+3以上になると第2艦隊を相手にすることになります。ボスは第1艦隊の旗艦のため、第2艦隊との夜戦では戦力ゲージが減少しません。

 

上記のように連合艦隊は複雑なルールですが、攻略上避けては通れないシステムです。

 

6.友軍艦隊

昼戦終了後夜戦に入ると、プレイヤーの艦隊による夜戦の前にどこからともなくNPCの艦隊がやってきて攻撃します。頭数を減らしてくれたり敵艦にダメージを与えてくれるため夜戦を有利に進めやすくなります。稀によくしょぼい結果になるけど

 

どの艦隊が来るかはランダムですが、「友軍艦隊に含まれる艦が本体にいると選ばれない」*18こと、強友軍(後述)によりある程度コントロールすることができます。友軍艦隊は損傷してくることがありますが所持している艦に影響はありません。装備もNPCがあらかじめ装備しているものが使用されます。*19

 

なお友軍艦隊は「最後の1隻を撃沈しない」仕様があります。このためもし2隻以上残っていると友軍がボスを撃破してゲージを破壊、ということもあります。

 

友軍はイベント開始直後には未開放で、中盤以降順次解禁されるというのが一般的です。解禁してもデフォルトの設定はなぜかOFFなので、ONにするのを忘れないようにしましょう。

また高速建造材(バーナー)を消費することにより、より強い「強友軍」を使用することができます。基本的には強友軍を使うのが基本になるでしょう。こちらも設定で変更できます。

 

7.ギミック

特定の行動によってボスが弱体化したり、一部のルートやマス(ボスマスも含む)が解放されたりすることがあります。攻略が楽になるようなものもあれば、解放しないとそもそも攻略できないものまで様々なものがあります。

 

解除の方法として、

1.特定のマスで勝利する

2.特定のマスに到達する

3.空襲戦マスで航空優勢以上にする

4.基地空襲で航空優勢以上にする

5.ゲージをある程度減らす

 

これらのことを(複数回)行い、すべての条件を満たすとギミックが解除されます。当然ながら高難易度になるほどより複雑で工程が増えます。

ギミックにかかわる行動を達成すると任務消化のSEが鳴ります。ギミックでルート開放やマスの解放を行った場合は解除が完了した時点で母港に戻されますが、ボスの弱体化のギミックではそのまま挑むことが可能な場合もあります。*20

 

・イベントでの基地空襲について

 

2019年夏イベントより敵側に高高度爆撃機が実装され、これを多く含む空襲では通常の陸戦・艦戦では航空優勢が不可能な程度に制空値の計算式が変わります。

高高度爆撃機に対する空襲はロケット戦闘機((試製)秋水、Me163B)により対応が可能ですが、2019年夏イベント以降配布の機会はありません。これらの装備を持っていない場合、甲(・乙)での基地空襲優勢によるギミックの解除は不可能になっています。早急な配布が待たれる装備の一つです

丙・丁では現状ロケット戦闘機がなくても優勢が取れるように調整されています。

 

8.特殊なルート分岐

ルート分岐にも様々な条件がありますが、イベント特有のルート分岐の条件として「水上電探の個数による分岐」があります。

これは装備名によるものではなく、「電探カテゴリで索敵+5以上の装備」が対象になっています。具体的に言うと現状13号(改)対空電探、21号対空電探以外のすべての電探が水上電探扱いになっています。なお分岐条件は「水上電探を何隻装備しているか」となっているため、1隻に複数積んでも効果はありません。

また同じ編成でも連合艦隊の区分によりルート分岐の条件が変わったり、札によってスタート地点や分岐の条件が変わったりする(本稿1.の※2を参照)こともあります。

 

9.緊急泊地修理

 

特定のマスを通り、かつ艦隊に秋津洲か明石がいて艦隊修理施設を装備している場合、大破していない艦を小破以下の損傷に修復します。*21

スロットの位置とどの艦を修理するかがリンクしています。文章で説明するよりこちらを見た方が分かりやすいと思われます。https://wikiwiki.jp/kancolle/%E8%89%A6%E8%89%87%E4%BF%AE%E7%90%86%E6%96%BD%E8%A8%AD

 

なお、緊急泊地修理ではアイテムの「緊急修理資材」を使用します。課金アイテムですが、任務報酬や海域突破報酬で獲得が可能です。

 

10.警戒陣★

 

通常艦隊に限り、イベント期間限定で右下に「警戒陣」が登場します。梯形陣と単横陣が左にずれるため、普段の癖で無意識に単横陣を選ぼうとして警戒陣を選んだ事例が後を絶ちません。注意しましょう。

 

端的に言うと回避重視の陣形です。並び方によって主力艦(上側)と警戒艦(下側)に分けられ、警戒艦が狙われやすくなります。

ここで重要なのが砲撃戦と対潜火力の補正です。砲撃戦では主力艦は0.5倍警戒艦は1.0倍になり、対潜火力は主力艦1.0倍警戒艦0.6倍になります。

なお開幕夜戦を除き他の陣形では夜戦火力に影響しませんが、警戒陣に限り砲撃戦の補正が適用されます。支援艦隊の砲撃支援の火力も0.5倍にされるため夜戦で殲滅する必要のある戦闘や道中支援とは相性がよくありません。この場合は素直に単縦陣を使いましょう。

史実では警戒艦に駆逐艦を配備し、戦艦や巡洋艦を護衛した陣形でしたが上記の仕様と補正により、むしろ砲撃戦火力の低い駆逐艦を上に配置し火力と装甲の高い戦艦を下に配置するのが効果的な使い方になっています。また警戒艦の一番上の艦は回避補正が他の警戒艦に比べて小さくなっているため、6隻艦隊であれば4番艦に最も耐久力のある艦を配置するのがセオリーとなっています。

 

11.特効艦

 

イベントのモチーフになった戦闘に参加していた艦などの特定の艦はキャップ補正後に特定の倍率がかかり、ダメージを与えやすくなっています。*22最近のイベントでは高耐久・高装甲の敵艦が多く、非特効艦では撃破が困難な場合も少なくありません。丙・丁ではさすがにないでしょうが…

逆に特効艦による魚雷CIよりも雷巡の連撃の方がダメージ期待値が高い、という場合もあります。

 

(以下、イベントマップ特有の仕様ですが非常にセンシティブな内容のため文字を反転しています)

 

イベントマップでは通常海域に加えて新たにマップが追加され、イベント終了のメンテナンスと同時にそのマップが消滅するという仕様になっています。

艦これのデータのやり取りでは「どの艦隊がどのマップに出撃しているか」というデータも対象になっているため、イベント終了後まで放置していると正しくデータがやり取りされずに母港に強制送還されるようです。

この仕様を利用し、もしイベントで轟沈してもメンテナンスに入る(終了する?)まで一切の操作を行わずに放置し(昼戦終了後に夜戦に移行するのも不可)、イベント終了後のメンテナンスが完了後に更新すると「艦娘が耐久0で母港にいる」状態になります。

なお、この仕様はイベント海域に出撃している場合に限られます。常設海域での轟沈はこの仕様を利用することができません。

イベントの攻略・掘りなどを一切諦める必要がありますが、万が一再入手不可能な装備を積んだ艦が轟沈した場合でも取り戻せるチャンスがあります。

なおおそらくこの挙動は限りなくクロに近いグレーゾーンだと思われ、今回のイベントで修正される可能性はありますので、される方は自己責任でお願いします。もちろんダメコンを使用される際は確認を徹底し、くれぐれも大破進撃をしないように心がけましょう。

 

終わりに(あとお詫びも)

 

イベント海域は通常海域以上にこれまでの積み重ね*23と提督の知識を問われる場所です。今回は省きましたが、基地航空隊・支援艦隊についても不慣れな方は十分に仕様を確認しておきましょう。

 

それでは、皆さんの健闘を祈ります!共に頑張っていきましょう!

 

本来はイベントへのメンテナンスinと同時に公開の予定でしたが、こんな時間の公開になってしまいました。しかも急遽書いたため現在のイベントの仕様はなるべきカバーしたつもりですが、漏れ・誤りがある可能性を否定しません。随時更新します。

指摘等あれば78PのTwitter(@j7ub8leep)までお願いします。

 

編集履歴

6/26 23:43 初版公開

*1:このため丙・丁では札による海域の出撃制限を無視できるとした方が正しい

*2:高難易度でのみ別のマスでもドロップしたり、A勝利でもドロップしたりする

*3:新規イベント実装艦は全ての難易度で落ちます…と言いたいですが、過去に丁ではある時期までドロップしない設定になっていたと思われる事例がありました

*4:改修度による差も含む

*5:具体的には2018年冬イベント以降

*6:ギミックは解除したままゲージが少し回復した状態になります

*7:司令レベルが低い場合、ゲージの最大値が少なくなっています

*8:例外もありましたが省略します

*9:前述の難易度を下げた場合、ゲージの破壊状況も反映されます

*10:敵艦隊の第2のみ戦艦が含まれていた事例は今のところないため不明

*11:正確に言うと命中キャップ後に命中項を下げられるという説が有力のようです

*12:このため第2を使う機会は特殊砲撃を使用する場合などに限られます

*13:このため第2艦隊では熟練度が変化しません

*14:彩雲搭載によるT字不利無効化は第2のみ搭載でも可

*15:退避したことによって一部陣形が選べなくなることがあります。また退避した2隻とも疲労度が大きく下がります

*16:開幕夜戦を除く

*17:カッコ内は対応するフェーズがない場合は省略

*18:あらかじめ決まっている最弱艦隊の場合は除く

*19:稀によくトンデモ装備構成になっているのはご愛嬌

*20:解除するとボスの見た目が変わるのが最近のイベントでは一般的です

*21:ついでに修復対象の艦は若干のキラがつきます

*22:全マス対象かボスマスのみ対象かは海域により異なります。また海域内全てのマスで同じ特効艦や倍率が設定されているとは限りません

*23:時にはそう簡単に差が埋められないものも…