こんにちは、Hummer(@Nav_57kk)です。
君は!!!!
艦娘になったことがあるか!!!!!!
私はなったことがある。
あれは春休みの3月のことだった……
石垣島、西表島、竹富島等の島々からなる八重山諸島は、おもに小型の高速船によって、石垣島の離島ターミナルを中心にして島々が結ばれている。
時刻表を見れば分かるとおり(小さいので拡大してほしい)、一日あたりの便数は結構多い。芸備線が見たらびっくりして横転してしまうことだろう。小さい船がひっきりなしに港を出入りする光景は見ていて飽きない。
この海域でフェリーを運航している会社はおもに八重山観光フェリーと安栄観光の2社。2社ともほぼ同じ航路(安栄観光は石垣以外の島と島を結ぶ便も運航している)を同じ料金で運航している。カルテル。なぜ2社もあるのだろう。強いて違いを挙げるならば、安栄観光のほうが小型の高速船が多く、アスレチックな乗り心地のモノが多いという点だ。船内には、以前大きく揺れた際に背骨を折った客がいるから、シートベルトを締めろという注意書きがあるほどである。
それにしても春休みの石垣島はいいところである。京都とかいう劣った土地と比べ、暖かく、花粉も飛んでいない。宿も、相部屋のゲストハウスならば1泊2000円前後と格安で滞在できる。京都とは大違い。そして、石垣島も観光地であるといえども、京都に比べれば人が少なく、見えるものは人間ばかりということもない。いきなり雨が降り出すのには困ったものだが、それは京都も同じことだ。自転車を公営窃盗団に持っていかれることもない。
京都の悪口はこれぐらいにして、「艦娘になった」という話に戻ろう。
その八重山諸島のひとつ、小浜島を訪れた帰りの船で、私は艦娘になった。
背中に機関を背負い、水上スケートで海原を疾駆。手には主砲を構え、狙いを定めて砲撃。必殺の魚雷が飛び出す。命中!敵深海棲艦をバッタバッタと沈め去る。やったわね!不知火!司令!そして不知火と歓喜の抱擁…
というのは当然嘘で、正しくは、「艦娘の速さを体験」した。
船の屋根があるだけで吹きっ晒しの後部甲板に座った。船は30ノットオーバーの速さで、海面を水切りのように疾走する。強烈な風が私を襲い、大声を出しても自分の声が聞こえない。なるほどこれが海上を走る艦娘の速さであった。艦娘の元ネタたる巡洋艦や駆逐艦を考えれば、30ノット余りというのは、まあ大体艦娘の速さと考えて問題ないだろう。
20分間これ pic.twitter.com/BrUtr78Zms
— 野田内周 (@Nav_57kk) 2024年3月22日
また同時にひとつ気が付いたことがあった。背の低い高速船から見てみれば、海面はかなりの高さでうねっているのだ。艦娘の見る景色というのもこんなものだろうか。すると視界はかなり限られてくる。難儀なものだなあ。
そんなことを考えながら(嘘で、これらはすべて後から考えたことで、当時はずっとぐわ~~~となっていた)30分ほど強風を浴び、石垣港に入るころにはヘトヘトになってしまっていた。艦娘というのは難儀なものだなあ。かくて私の艦娘体験は終わった。
そういえばこれって新歓ブログらしいですね。ご入学おめでとうございます。
皆さん京都大学艦これ同好会、略して京艦同をよろしくお願いします。京艦同は、生まれたばかりの同好会です。応援して下さいね⚓ お友達にもここを教えてあげて下さいね。
入会したあかつきには、小型船に乗って艦娘になったり、あかつき(北白川の最高のラーメン屋)に行ったり、暁の水平線に勝利を刻んだりしましょうね。私は伊勢湾のフェリーを制覇したいです。