京都大学艦これ同好会 会員の雑記ブログ

京都大学艦これ同好会は、艦これを通じてオタクとの交流を深める緩いコミュニティです。普段はラーメンを食べています。

4鎮守府を巡る自転車の旅

どうも、おいすたーです。まずタイトルについて誤解される方がいらっしゃるかもしれないので改めて言っておきます。これは鎮守府近郊を自転車で巡ろうという記事ではありません。鎮守府に自転車で行ってやろうではないかというお話です。

なぜこんな話を持ち出したのかと言いますと私は自転車を趣味としておりまして、長期休みには別サークルの友人とあちこち周遊したりしているのです。まあ詳しいことはサニーロードちゃりだーで検索してみてください。過去のツアー概要を見ることができます。
さて私はそのツアーの中で呉と舞鶴に自転車で赴く機会があったんですね。まあせっかく鎮守府の2/4に自転車で行ったわけですから、この場をお借りして他の2鎮守府についても、想定されるルートや行程についてお話をさせて頂きたいと思います。まあ真剣に読んでいただく必要はありません。アホなこと考えてるな、なるほどこんな感じで行くのね程度に思っていただければ結構です。
今回の想定はある拠点から4鎮守府を結び、その道中の可能な限り全てを自転車で走破するものとします。複数回に分けての走行も可能、また一度走った行程は交通機関によりスキップできるものとします。

さて、まずは拠点の確保です。ここは深く考えても仕方ありません、分かりやすく京都市を拠点としましょう。今回は私の自宅を拠点として行程を考えます。距離の概算もそこを基準としているのでご注意ください。
続いて荷物。コインランドリー等で洗濯することを思えば衣類は2日分程度で十分かもしれません。さほど僻地には行きませんからね。できるだけ軽装で行きましょう。ただし自転車のメンテナンス用品、ビニール袋、他の日用雑貨については十分量確保することをお勧めします。手荷物でストレスをため込むことは自転車旅行最大の障壁です。特にパンクには要注意、ある程度自力でパンク修理ができるよう準備を整えてから出かけましょう。荷物は自転車の後ろに乗せて移動できます。もちろんリュックも可能ですが、肩や腰に常に負荷がかかり非常に疲れるのでお勧めしません。
宿泊地についても比較的自由に選ぶことができます。テント泊、インターネットカフェ、民宿など、お財布と相談しながら旅程を決めていきましょう。

これで事前の準備は完了、あとは詳しい旅程です。最初に思いつく行き先は舞鶴鎮守府ですね。ここは京都府内に存在することもあり、行程も非常に単純です。国道9号線を北上し、丹波で27号線に入る。府道をいくつか経由し、山をいくつか越えて舞鶴まで。最短経路ならざっと100キロ弱の行程です。慣れた方なら1日での走破も可能ですが、まだ不慣れな方は2日に分けての走行をお勧めします。丹波、福知山、綾部と宿泊地には困らないはずです。
帰りは迷わず輪行(自転車を専用の袋に入れて持ち運ぶ)しましょう。東舞鶴から京都まで、特急なら2時間足らずで帰ってこれます。早朝に出発すれば日帰りも可能ですね。もちろん舞鶴で1泊しての往復もできますよ。舞鶴で夕飯のカレーを食べて帰る。何とも充実した1日になりそうです。

次に、呉~佐世保方面の行程を考えましょう。私は呉まで自転車で行きはしましたが、その道中にフェリーでの移動を含みました。誰も怒りはしないでしょうが少し気が引けるので改めて別ルートを考えてみることにします。とはいっても行程は非常にシンプルです。大阪―神戸から瀬戸内海沿線を西へ西へ。2号線から185号線に入る400キロ弱の行程です。1週間ほどを見込めば十分走破可能です。神戸から明石、姫路、岡山、倉敷、福山、尾道と適度な距離を刻めば十分に楽しめる行程になるのではないでしょうか。
帰りは走って広島に出ればそこから新幹線で2時間弱です。車内で十分ゆっくりできますね。当然長迫公園、大和ミュージアムと周遊することも可能です。一日使ってのんびり見て回ることをお勧めします。

佐世保方面については、広島まで新幹線で行くことにしましょう。もちろん呉からそのまま足を伸ばすことも可能です。まとまった旅程が組めればの話ですが。さて、広島から再び瀬戸内海沿岸を走り、山口は下関で本州と別れを告げます。門司から北九州、福岡、糸島、唐津伊万里日本海側を走ります。するとここからが悩みどころ。県境の山を抜ければそのまま佐世保に到着しますがそれは少々負担が大きい。ここは早岐へ抜けて山を迂回することにします。広島からであればこちらも400キロ弱の行程です。1週間をかけてのんびり走破しましょう。
帰りは少し面倒ですね。空港まで走って飛行機で帰るもよし、電車を乗り継ぐのもよし。自分の疲労具合や財布と相談して帰りましょう。

最後は横須賀鎮守府です。ここは簡単、1号線を東へ東へ。箱根越え、御殿場迂回などルートはお好みでどうぞ。全体で約480キロの行程です。途中名古屋、浜松、静岡、沼津あるいは箱根辺りで宿泊し、1週間ほどをかけて走破するのがよいのではないでしょうか。もちろん横浜、東京へと足を伸ばすことも可能です。自由な目的地設定ができる、自転車旅行の利点を存分に活かしていきましょう。一部界隈には24時間で1号線を走破するキャノンボールなる挑戦もあるのですが考えただけで恐ろしい。体力と気力に自信のある方は是非挑戦してみてください。
帰りはもちろん新幹線です。長い旅路を振り返りつつ、ゆっくりと体を休ませてください。家に帰った後の一杯はまた格別なものとなるでしょう。

いかがでしたか。どの鎮守府も自力で走り切れると思えば、意外と近くに感じるのではないでしょうか。自転車旅行の利点として、目的地周辺での観光が非常に楽になる、というものがあります。バスやら電車やらを待つ必要はなく、自由なルートで観光地を巡ることができます。自転車を移動手段としてだけでなく、観光等の手段として捉えてみてはいかがでしょう。ハードルは非常に高いと思われますがその分達成したときの爽快感はやはり筆舌に尽くしがたいものがあります。やってみたいという方がいらっしゃったら是非私に声をかけてください。喜んでお供させて頂きますよ。(おいすたー)