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今年度のNFはこのままいくと無事開催されそうです。NFのために京都府にいらっしゃる方もいると思いますので、今日は京都府の艦これ的おすすめスポットを紹介します。ちなみに京大から鉄道で3時間くらいかかるらしいです。
丹後由良駅とは?
京都丹後鉄道宮舞線に、丹後由良という駅があります。京都府宮津市の東の方、といってわかる方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。京都府の北の方、括れている部分右側の、コの字縦棒真ん中あたり。由良川の河口左岸にあるのが、丹後由良駅です。
ではなぜ、この駅を紹介するのでしょうか。このブログで。
この駅で列車を降りると、必然的にこの三角形の建物に入ることになります。すると
なにこれ。
最初の写真の三角形、左半分はこんな感じです。右半分はカフェ「アン・シャーリー」さんの施設。
どこを見ても由良さんです。一部別の作品の方もいますが。*3
こんな駅ここ以外にあると思えません。聖地巡礼で名高い大洗や聖蹟桜ヶ丘、あるいは飛騨高山や秩父、はては上田や境港といったさまざまな場所でも、このような駅構内ジャックはされないでしょう。
なぜこのようになったのか。それは、4年前から始まった…らしいです。
丹後由良駅聖地化小史
以下は上記のカフェの店員さんから聞いた情報と、ネット上で拾える情報から構成されています。間違えてたらごめんなさい。駅ノート読み込んでこればよかったな。
4年前、2018年2月。由良川河口の小さい駅に、コミュニティカフェがオープンしました。*4開店してすぐのある日、「リュックを背負ったお客さん」が舞鶴方面からたくさん来て、
「由良神社への行き方を教えてください」
と聞かれた、ということです。*5
…その日はおそらく2018年2月18日。「砲雷撃戦よーい!」の第36回が舞鶴市・赤レンガパークで行われていました。*6由良神社は皆さんご存じ軽巡洋艦・由良に、往時存在した艦内神社の分霊元になった神社であり、そのことを示す由良艦長の献木碑があります。なので、戦利品を背負ったオタクが舞鶴に来たついでに「巡礼」に来た、というわけです。
店員さんはそのことでとても喜び、このような人々に(著作権法に触れない範囲で)喜んでもらえることは何かないかとお考えになり、まずやったのが…
この看板らしいです。
ね。
というわけで、聖地巡礼に、あるいは砲雷撃戦よーい!のついでに提督がこの駅に訪れ、カフェ・神社側はそれを歓迎し、自然と自作のイラストやグッズなどを寄贈する流れができ…と、この駅自体が「聖地」化していきました。2019年にはすでに1つの飾り台分のグッズが存在し、2020年には地元紙*7に紹介されるほどに。このころにはいわゆる遠征勢にはかなり有名な場所になっていたようです。
そして2022年6月、ついに丹鉄と艦これの公式コラボ、「丹後『由良』号」が走るようになりました。*8
グッズはもうだいたいはけたと思いますが、ラッピング列車はまだ運用されています。あと大きい駅には艦娘スタンドパネルもあります。
というわけで、ぜひみなさんも丹後由良駅へ…
余談
・由良号に乗りたい方は、下記ページでダイヤを確認してから行くのがおすすめです。
・カフェは月火水と毎月1日2日定休です。お気を付けください。
・カフェに行くと店員さんに「提督さんですか?」と聞かれることがあります。セットが安くなりますよ。パンおいしい。*9
・由良神社の献木碑は見つけづらいので、場所を書いておきます。
階段を上ったところにある、建造物に近いほうの鳥居をくぐったあたりで右を向くとあります。ソテツ?の木の裏に隠されており見えづらいですが、碑の周辺はきれいに掃除されています。
参照したもの
・脚注にあるサイト
・twitter やはり舞鶴砲雷撃戦のたびによっている方が多数。
・「駅メモ!」駅ノート 丹後由良駅 2020年ころから、この駅の中に言及した書き込みが目立ちます
・wikipedia「由良神社」など
・「アン・シャーリー」店員さんのお話