こんばんは、真太郎です。最近バイトが楽しくて仕方ありません。ただ膝の寿命が刻一刻と迫ってきているのも同時に感じます。
さて、前回の記事は様々な方に読んでいただけたようで非常に感謝しております。
しかし、前回の記事は速報的な書き方をしてしまったので少し書き足りない点があったのも事実です。
今回の記事では前回に補足等を加え、さらに詳細な解説をしていこうと思います。
1.強み
A.ステータス
ここに関しては以前も記述した通り、すべてのステータスが高水準である点です。
たしかに夜戦火力156、対潜74*1、装甲60、運63等それぞれのステータスであれば以前にいた艦娘も持っていました。
というわけで以下のような表を作ってみました。
艦娘 | 夜戦火力 | 99時対潜 | 装甲 | 運 |
雪風改二 | 156 | 74 | 60 | 63 |
夕立改二 | 166 | 69 | 52 | 20 |
Fletcher Mk.II | 144 | 97 | 56 | 47 |
Верный | 147 | 77 | 58 | 20 |
時雨改二 | 148 | 78 | 52 | 50 |
それぞれ夜戦火力・対潜・装甲・運の高い艦娘です。赤字がこの中でトップ、青字が次点です。
見てもらえばわかる通り、雪風のステータスは非常に高水準です。
ステータスの暴力というのはそれだけでも非常に強力で、例えば99時点の対潜値が74あると海防艦改修9*2+見張員装備で、HF/DFソナーを使用した単ソ先制対潜が未婚でも可能です。
これも以前から可能な艦娘はいましたが、雪風には夜戦火力156があります。即ち雪風は一スロ開けた状態でキャップに到達する魚雷カットイン(以下CI)*3
を撃てる艦娘という事です。二スロキャップと単ソは非常に相性がよいのですが、今まで未婚時二スロキャップと単ソを両立できる艦娘はいませんでした。しかし雪風はそれができます。つまり、雪風は未婚でも二スロキャップと単ソを両立できる現状唯一の艦娘という事です。
さらに言えば雪風は運が高いので、運改修の必要がありません。
この強みは、一人目もそうですが、サブ持ちした際に生かされます。例えば今まで夕立をサブ持ちした際、CI運用をさせるにはかなり心もとない運をしています。綾波は運40ありますが、それでも50まで改修することを考えるとまるゆは必要です。逆に時雨は運改修こそ必要ないですが火力が低いです。
ですが雪風は運が63あるので、改造と近代化改修さえしてしまえば最前線への投入すら可能です。
個人的にはサブ艦のための図を三枚作るよりサブ艦のためのまるゆ集めの方がモチベ上がらないしんどいと思うので、ここは非常に大きな利点だと思います。
ついでのように60もある装甲ですが、これよりも硬い天津風がバルジを積めないため、雪風は実質最も装甲の高い駆逐艦になります。
この利点は水雷戦隊による殴り合いの際非常に生きてくる点となります。また耐久も高い方なので、とにかく生き残ってくれたらいい場面でバルジ4積みなんかにも対応できます。
B.シナジー等
雪風には、陽炎型改二の持つ装備シナジーはもちろん、雪風改二特有のシナジーも発生します。
画像装備絶妙にガバってますが*4撮り直しが面倒なのでこのままで。実際は更に火力が+1されます。
通常の陽炎型改二には秋月砲よりもC型砲の方が強いのですが、雪風は秋月砲に強いシナジーを持っています。
なお現地10cm砲は☆4以上のものを装備するとシナジーが強化されるため、画像の火力からさらに+2されます。改修値を考慮しても秋月砲より現地10cm☆4の方が強くなります。この時の昼戦火力は92+改修値*5となり、常軌を逸した昼戦火力を発揮します。
また前述した通りですが、陽炎型改二シナジーが乗るおかげで四連装酸素魚雷(後期型)を雪風で運用すると火力1雷装14のぶっ壊れ魚雷と化します。この補正は☆10の際のみ乗る物なので、必ず四連後期は改修しましょう。
C.システム面
昨今の艦これイベントでは特効がほぼ必ずと言っていいほど採用されます。
この特効に関して一つ言えるのは、多くの海戦に参加した艦娘ほど有利になるという事です。霞が重宝される理由の一つはこれだと言えるでしょう。
雪風に視点を戻すと、皆様ご存じの通り戦後生存艦、かつ多くの大きな作戦に参加していることもあり、非常に特効がかかりやすい艦娘です。
これははっきりと言えることですが、夜戦キャップに火力が到達する艦娘に特効が乗ると強いですし、仮に連撃でも昼火力がバカ高い艦娘に特効が乗れば強いです。
また雪風には以下の装備が特別に載せられます。
・特二式内火艇
・司令部施設
・中型バルジ
駆逐艦内では(確か)二番目に高い内火艇連撃での火力を発揮することができるため*6改時代は無理だった陸上相手にも強く出ることができます。
またバルジが積めるのも強力で、周回する海域においては有用な装備となります。
当然生存能力を求められる輸送護衛にも最適なのですが、ついでのように司令部が装備可能なのもここで生きてくるでしょう。
2.欠点
A.図問題
もちろん強い面だけに目を向けるわけにもいかないので、欠点についても触れていきます。
その一つが「設計図を3つ使う事」であり、おそらく最大の問題です。
サブ艦として優秀、と前述しましたがそもそもサブを持つことがかなり厳しいと思います。
さらに言えば一人目すら作るのが厳しい方もいると思います。
確かに雪風は図3枚に見合った性能の艦娘です。一方で、可能なことは駆逐艦の域を出ていないものであり、例えばスロットが増えることで大幅にできることが変わる赤城加賀、改造前後で実質全く違う艦の伊勢日向夕張、タッチできる長門陸奥、岩本に必須となる翔鶴瑞鶴等と比べるとさすがに優先度は少し落ちるかもしれないです。
もちろん駆逐艦内で最強クラスであることには変わりありません。難易度丙や丁であれば雪風と綾波さえいればなんとでもなってしまう可能性すらあります。
以上より、作ることができれば強いですが、何よりも優先すべきではないとわかっていただけると思います。
B.ケッコン後耐久値
雪風は改造すると耐久値がよりにもよって35になります。この数値はケッコン後に40になってしまいます。
簡単に解説をすると、艦これには轟沈ストッパーと呼ばれているものが存在していて、艦娘は一撃で轟沈するダメージを貰っても、その数値が一定の値に置換されるようになっています*7。例えば耐久6のまるゆが5000兆ダメージを受けた際、そのままなら轟沈しますが、実際に受けるダメージは4以下に置換されます。
さて、このダメージ置換の計算式は
被ダメージ = [現在HP × 0.5 + 整数乱数(0 ~ 現在HP-1) × 0.3](端数切捨て)
最大ダメージ = 現在HP × 0.8 - 0.3(端数切捨て)
最小ダメージ = 現在HP × 0.5(端数切捨て)
(艦これwikiより引用)
となっていて、最大HP状態からストッパーが発動しても大破することはあります。
そして上記の計算式は4の倍数に厳しいものとなっており、耐久値が4の倍数の艦娘はストッパー発動時大破しやすくなります。
ところで雪風のケッコン後耐久は40です。
つまり、雪風のケッコン後耐久は艦これのシステム上不利になるという事です。
ですので、海防艦による耐久改修は優先的に行うべきでしょう。
C.索敵
上二つに比べたら些事ですが、甲型駆逐艦の共通点として少しだけ索敵値が低く設定されています。
これによる弊害が強く出るのは5-5や2-5でしょう。
解決策としてはレベルを上げる(時間はかかるが確実)、索敵の高い艦娘と同時に使う(ステータスの高い朝潮型改二推奨)、雪風を諦める(最終手段)が挙げられます。
3.まとめ
ここまでの記述を纏めると、
・純粋にステータスの高い駆逐艦
・シナジーによるステータスバックアップ
・特効環境においても優秀
・ただ図3は重い
・耐久値が不安
となります。
一切の特殊能力はないものの、ステータスの暴力で押しつぶすような性能で、非常に扱いやすく強力な艦娘であると言えます。
ただ、これは個人的な不満なのですが、わかりやすい強さを持つ艦娘は初心者向けだと思っているので、任務で図を配る等して初心者でも作りやすいようにしてあげてもよかったのではないかと思います。
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