京都大学艦これ同好会 会員の雑記ブログ

京都大学艦これ同好会は、艦これを通じてオタクとの交流を深める緩いコミュニティです。普段はラーメンを食べています。

4-5戦果周回(まるゆもあるよ)~軽量編成編~

はじめに

こんにちは。ブルネイWカット艦隊が完成しそうな音叉です。新歓ブログにかこつけて夏コミで出した会誌以来の真面目な記事を書こうと思い、テーマはないかなーと考えたところ、以前4-5周回の編成を考えていたときのデータが残っていたので書き始めました。艦これの知識や仕様についての理解が乏しい場面が多くあると思いますが、ちょっとした参考程度にしてくれるなら本望です。

 

なぜ、4-5なのか

7-1ナーフと戦果周回の模索

戦果周回と聞いて真っ先に思い浮かぶ海域は何でしょうか?もちろん7-1ですよね。(5-4?老害は去ってください。)通称ブルネイと呼ばれる7-1は艦これ2期開始とともに実装されました。*1その7-1ですが、研究が進むに連れて、戦果稼ぎに非常に向いている特性が明らかになってきました。4-5の記事なので詳細は省きますが、他の海域の追随を一切許さない圧倒的時速と資材消費の軽さによって戦果周回のメッカとして君臨していました。しかし、さすがにやり過ぎたということで、運営から取得できる戦果が半分にナーフされました。*2これにより、多くの海域が新たな戦果周回の場として研究され始めることになりました。
戦果周回の場として検討された海域は主に、1-5、3-2、3-4、4-4、4-5、6-2などが挙げられます。いずれの海域でも編成条件や周回の安定度などの要素が研究されました。

4-5への到達

7-1がナーフされた頃の私は、戦果周回を本格的にできるような装備も練度も整っていなかったので、もっぱらレベリングのために4-4と5-3を周回していました。戦果周回を本格的に始めるのは2021年になってからなので、当時はそんなこともあるのか程度に思っていました。しかし、いざ自分が戦果を回るようになると、それらの情報の重要度が高まり始めました。私が知る限りで最も7-1周回を分析したユーザーであるNiwakaさんのブログ*3を参考に艦隊を組んだ私は、そこから実に3年間7-1を周回しました。
7-1周回が安定し始めたこの頃、イベントでも甲を継続できるようになってきました。21春「激突!ルンガ沖夜戦」*4から現在までなんとか甲を維持しています。ご存じの通り、イベント報酬では強力な装備が配られることが多々あります。*51年前のイベント、22夏「大規模反攻上陸!トーチ作戦」*6でも非常に強力な装備が配られました。F4U-4、AU-1、F4U-7の3つです。これらは強力な爆装値と高い制空値を兼ね備えた爆戦で、さらに弱回避まで持っています。これらの実装によって、艦これにおける空母の地位が飛躍的に上昇し、火力と制空の両立が無理なく行えるようになりました。これはイベントだけでなく、通常海域の周回においても非常に有効で、空母を入れた周回編成の多くが書き換えられることになりました。また、後述しますが一式砲戦車の実装によって、駆逐艦の1スロ対地攻撃が強化されました。こうしてより安定感と資材消費のバランスが改善された4-5周回にたどり着くことになりました。

 

4-5周回の目的

戦果は当然のことながら、S勝利する方が多く取得できます。4-5は全Sで一周2.31の戦果を獲得できます。これは消費資材との兼ね合いで見てもかなり効率の良い部類に入ります。4-5周回についてしっかり理解できれば継続三群は十分に狙えると思います。ですが、4-5周回のS勝利は別の意味も持っています。タイトルにもあるようにまるゆのドロップ狙いです。現在記事を書いている時点でなぜかKCNavが開けないのでぜかましねっと艦これ!からの孫引きになりますが、まるゆのドロップ率は下表のようになっています。

保有 確率 母数
0→1 3.07% 21220
1→2 2.42% 3350
2→3 1.68% 2619
3→4 1.44% 2439

*7

保有しているまるゆが0隻なら結構良い確率でドロップします。矢矧や最上といった替えの効かない強力な艦をより強く使っていくためにも運改修の需要は高まっています。積極的に活用しておくべきだと思います。

ここまで、ちょっと長い前置きになってしまいましたが、いよいよ本題の編成に入っていこうと思います。

 

4-5軽量編成(海防2駆逐1ver.)

制空シミュ:https://aircalc.page.link/3wEV

作戦室:https://jervis.vercel.app/?p=nkDZ49tE1MQ

4-5軽量編成として最初に提案された編成です。これまで一般的だった4-5高速+に変わる新たな周回編成として提案されました。それぞれの艦の役割がよく考えられている編成だと思います。1つずつ解説していきます。

補足:制空シミュ、作戦室ともに龍鳳、瑞鳳、矢矧の増設装備が抜けていますが、こちらの画像の装備で回していました。

 

龍鳳改二戊、瑞鳳改二乙

ともに有力な護衛空母です。開幕航空戦、先制対潜、制空とこの編成の中核を為す2隻です。どちらもレベルが足りていないので先制対潜を持たせるために装備がやや厳しくなっています。特に龍鳳に関してはこれから使う機会はめちゃくちゃ多いのでケッコンし得な気がします。かわいいし。

制空権に関してですが、ボス優勢74%です。航空均衡はそこまで気になりませんでしたが、やはり航空優勢は取りたいなと思って後に改良します。

矢矧改二乙

現環境最強の軽巡です。短射程ならよかったのにとブルネイ民なので思ってしまいますが、まあ最強です。Верが中射程なのでZara砲を使って無理矢理長射程にしています。実際のところを言うと改修して命中上げた方がいいですが、間に合っていません。

対地駆逐、海防艦

ボスを仕留めるのに重要な艦です。え?駆逐艦の装備これだけ?と思うかも知れませんが、これだけで結構なダメージがでます。

昼戦↑

夜戦↑

Верが装備している特大発動艇+一式砲戦車は新時代の対地装備です。集積地以外のあらゆる陸上型に対して強烈な補正を持っています。詳しくはwikiに書いてあるので省きますが、実質1つで対地装備3つ分の働きをしています。4-5のボス、港湾棲姫に対して有効な打撃を与えられます。

海防艦はルート制御かつ被弾担当艦として配備していますが、ボスへの割合ダメージも期待しています。クリティカル引けば50くらい削れるので駆逐の対地攻撃のワンパン圏内を狙えます。修理費も安く、燃費も良いので積極的に採用しています。

また、道中は概ね割合ダメージを受けるので大破率も4~5%程度と低い値を維持できています。

まとめ

以上が軽量編成(海防2駆逐1ver.)になります。この編成では海防艦を入渠ローテします。常に40~50分入渠の海防艦がたまっていく感じですね。結構ハードに回ってもローテが途切れることはありませんが、道中事故率はやや高かったように思います。この編成は結果として、道中事故率とボスS率の数値向上が課題として残りました。

 

4-5軽量編成(海防1駆逐2ver.)

制空シミュ:https://aircalc.page.link/YQKJ

作戦室:https://jervis.vercel.app/?p=sMg3kJ0t2V8

前述の編成から色々なところを変えました。艦隊の火力を上げることや、道中安定化を模索した結果です。個人的にかなりよくできた編成だと思います。練度や装備面など、改良できる部分はまだあると思いますが、いったんは結論に近いものができたと思います。以下、基本的には同じなので変更点だけ列挙します。

 

加賀改二護

瑞鳳改二乙を加賀改二護に変更しました。彩雲を載せたことによる下ブレ回避と触接、ボスにおける制空状態の改善をはかりました。瑞鳳に比べると燃費は相当落ちますが、安定化のために加賀をとりました。

この変更によってボスの制空状態は優勢97%まで改善され、矢矧を連撃装備にすることが可能になりました。また、先制対潜も両立しています。様々なことを一人でこなせる加賀改二護は周回に非常に向いた空母であると言えます。

対地駆逐の増加

ボスに対する火力を1隻に頼り切っている旧編成ではS勝利がなかなか安定しませんでした。そこで、同様の装備の対地駆逐を増やすことで対応を試みたところ、ボスのS率は向上しました。海防の枠がまるまま駆逐に入れ替わっただけですが、かなり改善されたように思います。

まとめ

この編成は検証のために100周し、データを残してあります。

結果としてはざっくりこんな感じです。

ボスS 73
ボスA 3
H撤退 23
D撤退 1

到達率が76%でS勝利率は96%です。ボスについてしまいさえすれば概ね勝つことができています。一方で、到達率は80%を切っており、これはかなり厳しい数字であると言えます。Lv.99の駆逐だけでなく、Lv.175のВерであっても道中撤退の要因になっているのが現状です。

撤退の最も大きな原因としては、Hマスのリ級改flagshipが挙げられます。装備など詳しくは見ていませんが、かなり高い命中であると推測されます。開幕航空戦で刈り損ねるとすべての艦に等しくバンバン当ててきます。Hマスへの対応が今後の課題になると思われます。

 

4-5周回のデメリット(個人の感想)

この記事では編成の良い点を中心に書いてきたので、デメリットの部分にも触れておこうと思います。デメリットは大きく分けて2つです。1つは装備、練度、艦娘の要求値の高さ、もう1つは入渠ドックの問題です。前者についてはどちらの編成についても言えることですが、最低限必要なものが大変多くなっています。そもそもの話ですが、龍鳳と加賀はそれぞれカタパルトを使いますし、矢矧は結構なレア艦です。また、艦載機についても現環境の中でも最強クラスを積んでいます。この記事を読んですぐに真似するのは難しいと思います。後者については、非常に個人的な感想ですが、海防艦を入渠する操作の時間を加味したときに本当に7-1に比べてプラスになっているのかが大きな疑問です。装備がそろいきっていない関係上海防艦の装備はいちいちプリセで積み替えないといけませんし、時速が上がっている感覚をそこまで得られませんでした。4-5周回は、これらの問題を考えていくことでよりよいものになっていくと思います。

 

おわりに

4-5軽量編成、いかがでしたでしょうか。4-5は戦果も稼げてまるゆも狙える非常に有効な周回場所だと私は思います。しかし、そうは言っても私の故郷は7-1です。去年の末頃は4-5を中心に戦果を稼いでいましたが、今はすっかり7-1に帰ってきました。キラ付けもすべて7-1です。1日の出撃が100%7-1の日も今では珍しくなくなりました。そんなブルネイ信者の私ですが、この記事を書いたことで久しぶりに4-5の機運が高まってきました。また折りをみて周回したいと思います。思ったより長い記事になってしまいましたが、ここまで読んでくれたことに感謝の意を表します。ありがとうございました。

 

追記:4-5を普通に攻略するなら高速+編成(戦1正空2軽空1航巡1雷巡1)を強くおすすめします。ストレスフリーです。

*1:2018年8月17日(第二期開始日)に7-1は実装されました。

*2:2018/11/16の経験値調整により、得られる戦果は2.975→1.47に変更。

*3:

niwaka-13jc.hatenablog.com

*4:

激突!ルンガ沖夜戦 - 艦隊これくしょん -艦これ- 攻略 Wiki*

*5:64戦隊とか・・・。

*6:

大規模反攻上陸!トーチ作戦! - 艦隊これくしょん -艦これ- 攻略 Wiki*

*7:

zekamashi.net